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卒業生リレーエッセイ⑱

①言語聴覚士を目指した動機
 元々別の学部を目指し受験した大学があったのですが、落ちてしまい、その他も考えてみようと思いました。
 事務系の仕事は向かない、現場には絶対に出たいと思っており、介護福祉士の祖母に相談したところ、言語聴覚士という職業を紹介してもらいました。子供が好きなので、うまくいけば子供と関われるかもと期待を抱き、目指しました。

②大学時代の思い出
 一番の思い出は、アルバイトです。
業務請負会社に所属し、主に某テーマパークで働いていました。 大好きな場所であり、子供の頃からクルーになるのが夢で、4年間一度もアルバイト先が変わることも無かったです。
 来場されたお客様にどうお声掛けしたら喜んでもらえるのか、泣いている子供が笑顔になる方法は何か等を、常に毎回違ったやり方を考るのが、有意義で楽しい時間でした。
 現在の仕事は販売業ですが、来店されたお客様にただ説明するだけではなく、信頼関係を築く為に楽しませる事を心がけています。

③現在の仕事の内容

 補聴器の販売業をしています。
初めて補聴器を使用される方や、買い替え希望のお客様のご相談にのります。補聴器はその場で販売ではありません。様々な種類の中から聴力・使用環境に合わせて選択し、日常生活での試聴を経て、効果があれば購入して頂きます。最初に担当したスタッフが、できる限り販売まで対応します。
 電子カルテでデータを管理しているので、担当や店舗が変わっても対応することが出来ます。また、既にご使用いただいている補聴器が故障していないかなどの点検や、掃除も行います。
 聞こえないなどの要望によって、調整・測定等を行っています。他に、入荷作業やレジ締めなどの事務作業もあります。

④高校生へのメッセージ
 今やりたい事や興味がある事が、無い方もいらっしゃるかもしれません。私自身、入学~卒業のぎりぎりまで何がしたいか分かっていませんでした。
 ○○がしたい!とコロコロ夢が変わり、先生にも迷惑をかけていたと思います。言語聴覚専攻に入学して、実習や国試がありとても大変な経験をして、自分に自信を付けることができました。
 一人では煮詰まりそうな時でも、先生方が相談に乗ってくださるので、言語聴覚士になりたい!と夢がある方はもちろん、自信を持ってこれを頑張った!という経験が無い方にもオススメします。

補聴器装用測定をしている様子

お客様に説明している様子