本学言語聴覚専攻・上田敬太教授が、2021年8月28日(土)
福井県高次脳機能障害リハビリテーション講習会 ~市民公開講座~ (オンライン開催)で、「脳損傷によって生じる社会的行動障害と支援について」というテーマでお話しされました。
「社会的行動障害」とは、脳損傷後に感情や欲求のコントロールがうまくできない・やる気がないように見える・コミュニケーションがうまくとれないなどの症状によって社会参加に支障をきたす高次脳機能障害の一つです。
上田先生は、上記の症状が脳損傷が原因によるものか、それとも二次的な影響で生じているのかをしっかり見極めて、当事者の想いを正しく理解しながら支援していくことの重要性についてお話しされていました。
一般の方にもとても分かり易く、専門職の方も大変ためになる内容でした。
https://www.f-gh.jp/koujinou/Information%20for%20Training.html
また、来る2021年9月11日(土)、オンライン開催にて、奈良県高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業の高次脳機能障害研修会で、「高次脳機能障害 社会的行動障害の症状と対応」について講演予定となっています。
http://www.nara-sfj.or.jp/brain
高次脳機能障害は、社会的な認知度が低いため、当事者やご家族の方が社会参加するには多くの制約があります。
これを機に一人でも多くの人にこの障がいについて知ってもらえたらと思います。
*参加申し込みは締め切りとなっています