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教員コラム

無意識思考~通勤ランニング編~

人の思考は、「う~ん、これはどうなるのか・・」と腕組みをしながら考えるような「論理的」な側面だけでなく、「無意識的な思考」という側面もあるそうです。

「なるほど、そういうことか!」といった湧き出る感覚は、眉間にしわを寄せながら考えるよりも、この「無意識的」に考える時の方が起こりやすいのは科学的にも根拠があり、脳(特に前頭葉)をフル回転させている際は、自然と思考の範囲を狭めてしまい、情報処理の範囲を逆に狭めているようです。「頭がフリーズしてもう考えられない」というのは、これが突き進んだ結果です。

 この時に私はよく走りに行きます。走りながら「あれは結局、どうなのかな・・」と何となく考えていると、「あ!そうか!」と思うことがあります。研究アイディアや文章を書く際に煮詰まっている際によく助けられ、通勤ランでそれはよく起こります。ただ、走り終わった後に忘れていることもあるので・・、公園などに入り、スマートフォンで自分宛にメールを打つこともよくあります。

「湧き上がる感覚」は、私は朝や夕暮れの際が一番多いですが、皆さんはいかがでしょうか。

言語聴覚専攻教員
大橋 良浩