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「日本言語聴覚学会参加報告~新潟~」

6/24(金)~25(土)に新潟市(朱鷺メッセ)で開催された第23回日本言語聴覚学会 (may-pro.net)に教員河村・大橋が参加し、河村先生は研究発表、大橋は後輩発表のサポートをして来ました。


現地参加者が増えて以前のような活気が戻りつつあり、また若い世代の参加が目立っていたのが印象的でした。


新潟は海が近くなので、天気がコロコロと変わりましたが、京都のような蒸し暑さはなく、海風が心地よかったです。



河村先生は、パーキンソン病の方にどのような視覚情報を与えると健常者に近い脳の活動や眼球運動が可能となるのかを検証するためにアイトラッカーデジタル脳波計という機械を用いた研究内容でした。研究結果より、パーキンソン病の方は様々な視覚情報に対して健常者と比べると眼球の運動範囲が狭かったり脳の活動の遅れや弱さが認められるなか、情報の種類によって健常者と似たような脳の活動や眼球の運動を引き出せることがわかりました。リハビリテーション現場において、パーキンソン病の方の能力を引き出す有効な方法として今後の応用が期待されます。


大橋がサポートした後輩の発表は、言語障害(話せない・理解できない等)がないにも関わらず、「漢字だけが書けない」症状です。漢字を読むことはでき、仮名はスラスラ書けるのに、漢字の形が思い出せないのです。しかし、患者さんは「この漢字はここが間違っている!」と誤りを指摘できます。漢字の正誤判断も可能なのに書いてもらうと、「(漢字の)形が出てこない」のです。「漢字の純粋失書」という症状です。人間の脳は本当に不思議です。


学会終了後、大きな声で「お疲れ様~、乾杯!!」と大人数でガヤガヤできるようになれば良いなと若いST達を見ながら感じていました。



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