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教員コラム

「学会に参加してきました~山形~」

12月上旬、第 46 回日本高次脳機能障害学会学術総会に参加してきました。
 
私は共同演者で発表をし、上田先生は座長(発表セッションの進行役)をしました。

発表内容は、名前が難しいですが「超皮質性運動性失語」というある言語障害の症状で、(こちらが話しかけても)自分から話すことはほとんどないが、相手の言うことをスムーズに復唱できる。また、目の前に提示された物の名前はすらすら答えられるのに、「動物の名前を挙げて下さい」と指示されると出てこないというものです。前頭葉の内側の損傷で起こるとされています。
98%近くの人は、左の脳に言葉の機能を担うネットワークがあります。このネットワークが損傷受ける範囲・程度により、様々な言語障害が起こります。
 
言語聴覚士はこの言語障害を評価し、訓練するのが仕事の一つです。対象は成人だけでなく、小児も担当します。
 
発表を終えて外に出ると、その日は寒波襲来で一気に寒くなったようで、身体全体で山形の寒風を受け止めながら喫茶店に駆け込み、振り返りミーティングを行いました。

教員:大橋

敷地内にある済生館(明治6年に私立病院として設立 敷地内にある済生館(明治6年に私立病院として設立

山形城跡地

最上義光騎馬像