ニュース

授業紹介

産官学連携プロジェクト

1年生前期のリベラルアーツ科目「産官学連携プロジェクト」では、「地域との関わりを通じた学びと成長」をテーマとして、実践型の授業を行っています。 

昨年度より、この授業では右京区地域介護予防推進センターと連携して、大学で開催するお口の介護予防サロン「KOKA☆オレンジサロン」を企画・運営することを最終の目標とし、地域の高齢者の方々の口腔機能の低下を予防し、いつまでもおいしく安全に食べ続けることの啓発を行う活動に取り組んでいます。 

7月に行ったサロンでは、1年生が4つのグループに分かれて企画・準備したプログラムを実際に行いました。「なぞなそ」「後出しジャンケン等の脳トレ」「お口のストレッチ」「手話うた」とバラエティに富んだ内容で、PowerPointや動画も使ったプレゼンテーションを、来場者に楽しんでいただくことができました。 

この科目の最終授業で振り返りレポートを書きましたので、内容を一部紹介します。 

 

■印象に残った学びについて 

・初めは高齢者の方にどう対応すればよいのか分からなかったが、先輩方の接し方を見て参考にし、自分から話しかけてみると楽しそうに会話をしてくださった。(言語聴覚 1年) 

・来場者の方の気持ちなどを考えながら話したり行動することがこんなにも難しくて繊細なことに気づかされた。(言語聴覚 1年) 

・わたしたちが介護予防やフレイルについて一人でも多くの人に知ってもらうために活動していく大切さがわかった。(言語聴覚 1年) 

・光華は学校だけでなく地域との強いつながりをもって勉強ができる。(言語聴覚 1年) 

■大学と地域が連携して介護予防サロンを開催することのメリット 

・普段あまり関わりのない年齢層の方とお話しすることで、自分の知らなかったことを知ることができたり、サロンで沢山の知識が得られる(心理学科 1年) 

・地域全体で介護予防や健康への意識を高めることにつなげられる(心理学科 1年) 

・地域のニーズや問題を把握し、それに合わせた取り組みができる。大学生も地域の課題を把握することができる。(言語聴覚 1年) 

■プロジェクト科目を受講して自分が成長したところ 

・知識を得ることができた、主体性を身につけることができた、協力して1つのことに取り組むことができた の3つの点において、特に成長することができた(心理学科 1年) 

・自分から話しかけにいくことや、相手の話の聞き方などを見直すきっかけになった。以前より自分の意見を述べる力をつけられた。(言語聴覚 1年) 

・自分が成長したところは、周りを見て動く力だと考える。(言語聴覚 1年) 

・オレンジサロンに参加して、誰かのためにすることをこれからも続けていきたいと考えられるようになった。(言語聴覚 1年) 

 

半年間の授業で身についたさまざまな力を、これからの大学生活でも発揮してくれると嬉しいです。 

後期は、学Booo「KOKA☆オレンジサポーターズ」でこの活動を継続していきます。(関 道子)