本日(2024年2月15日)発売の本。すべてのページにおしゃれな世界観をもつ、わたせせいぞうのイラストが溢れています。
単なるイラストブックではないのが、この本の魅力。立命館大学で心理学を研究されている増田梨花先生が、春夏秋冬のそれぞれのイラストを心理学の視点をもって短いストーリーとともにページを重ねてきます。(ところどころに心理クイズもあって、読者も参加できるのが楽しい)
本専攻の松田芳恵先生がこの中で3つのイラストについての「物語」を綴っています。万葉集の大伴家持の歌を引き合いにだしながらの文章が秀逸。私もちょうど今の季節、山口県萩の笠山を歩いた時の真っ赤な椿の群生を思い出しました。