2025.05.23 教員コラム

「日本コミュニケーション障害学会」(教員ブログ:関ST)

先日、熊本保健科学大学で行われた第51回日本コミュニケーション障害学会に参加してきました。

この学会は言語聴覚士の国家資格ができる20年以上前から開催されている、歴史ある学会で、言語聴覚士以外に、特別支援教育に携わる先生等が参加されています。

本学からはポスター発表をした2名の教員と、口頭発表の共同演者の1名の教員が参加しました。

田園風景が広がるJR鹿児島本線の西里駅に降り立つと、駅の真ん前に大学があります。キャンパスから見える景色も緑がとても多く、心地よい空間でした。

特別講演「コミュニケーションの生物心理学」では、帝京大学の岡ノ谷一夫先生が、ヒトの言語の起源についての説を紹介され、他の動物のコミュニケーションとの違い(発声の学習ができること・音の並びを分節化して時系列に構造化できること・状況を分節化して意味づけをできることの3つが揃う)が言語の成立の要因ではないかと論じられました。

それらの機能を司る脳の働きについても紹介され、大変興味深く聴講しました。この先生の「言葉はなぜ生まれたのか」というご著書も読んでみたいと思います。

学会の合間には、お洒落なカフェ時間も楽しめて、リフレッシュできた旅でした。

 

日本コミュニケーション学会
熊本カフェ
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