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「すももクラブ」の見学

2月4日、5日の2日間、大阪の十三にある地域活動支援センター「すももクラブ」を2年生が見学させていただきました。

「すももクラブ」は失語症の方の交流の場として2005年から活動され、社会参加の支援を行っておられます。
現在は、毎日20~30名の失語症の方が通ってこられ、会話を楽しんだり、曜日によってパソコン、書道、写真、マージャン、手芸、絵画などに取り組まれています。

利用者さんたちは、「言葉がうまく話せない」ということをジェスチャーを交えて学生たちに伝えてくださる一方で、自分たちが作っておられる作品や、パソコンでの作業の様子を生き生きと紹介してくださいました。
ある利用者さんは、タッチペンで文字の一部を入力して正確な漢字を探し、手紙を書いておられましたが、学生が協力して手紙が完成したときには、本当にうれしそうにされていました。

そして、「失語のあるわたしたちにとって、ST(言語聴覚士)は天使だ」という内容を紙に書いて、学生たちに「がんばりなさいよ」と励ましてくださいました。
とても大事な言葉を受け取って、学生たちはそのように思ってもらえるSTを目指したいと気持ちを新たにしたようでした。