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地域における「食支援」について、学びました

京都では祇園祭の季節を迎え、そろそろ前期の授業も終盤に入ってきました。
3年生の授業「包括的ヘルスケア論」では、先週と今週の2回にわたり、愛生会山科病院外科の荒金英樹先生が講義をしてくださいました。
1回目はがん患者さんの栄養療法など、外科医としてのお仕事について、2回目の今日は、先生が代表をつとめておられる「京滋摂食嚥下を考える会」の活動内容を中心に、摂食嚥下障害のある方々に対する多職種での支援についての講義でした。
(当専攻の教員も、この会の世話人をつとめています)

摂食嚥下障害の方について施設間での情報共有を行うシート「摂食嚥下連絡票」や、嚥下食プロジェクト「京料理」「京の和菓子」「介護食器」、そして「食に関する窓口事業」など、先生が発信されてきたさまざまな取り組みは、食べることに問題をある人が、より豊かに生活されることを目的とした、たいへん意義深い活動です。
学生のみなさんも、将来、言語聴覚士としてこのような活動に参加して、患者さんに貢献できるといいですね。