本学のラーニングコミュニティ「学Booo」で活動する「KOKA☆オレンジサポーターズ」では、 地域の高齢者施設などで「食」についてどのような支援が行われているかを学び、学生にもできる支援を行うことを目標に活動しています。
今年度は、「高齢者・障がいのある方に飲み込みやすい和菓子を届けよう」をテーマに、施設で利用者の方に好きなお菓子・昔食べておられていたお菓子・食べたいお菓子などのインタビューを行って、そのご意見も取り入れた「飲み込みやすい和菓子」の開発に参加する予定です。
メンバーは言語聴覚専攻の学生が中心です。
先日は、大学と同じ右京区にある診療所さんのデイケアに見学に伺い、利用者さんにお話を伺ってきました。
食べること・飲み込むことに問題がある「摂食嚥下障がい」の方に対しては、「通常の食事を刻んで提供する」「水分にとろみをつける」などの支援が行われていましたが、それでも食べにくいものがあるとのお話でした。
また、おやつについては、やはりおまんじゅうなどの和菓子がお好きな方が多いようでした。
見学の前には、右京区の和菓子屋さんにお邪魔して、どんな和菓子があるか「勉強」もしてきました。
何種類か買って帰って試食したところ、やはり種類によって、咀嚼や飲み込みに必要な能力が異なることがわかりました。
これから少しずつ学びを深め、和菓子屋さんにもご協力いただいて、より飲み込みやすい和菓子を提案していく予定です。
京都はおいしい和菓子がたくさんあるので、学生にとっては、和菓子を知る楽しみも含めた活動になりますね。