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学生の活動

他職種を知ろう! レインボープロジェクト

本学では、言語聴覚士をはじめ、看護師や管理栄養士などの専門職を養成する課程がありますが、昨年から学生発信で他職種について学ぼうというプロジェクトが立ち上がり、活動が行われています。 

第2回のプロジェクトでは、言語聴覚専攻の2年生と3年生が「食事介助について/言語聴覚士(ST)のことを知ってください」というテーマでプレゼンテーションを行いました。
場所は、全学科の学生が集う場所「学習ステーション」です。
今回は、言語聴覚専攻のほか、看護学科、健康栄養学科からの参加がありました。

はじめに、言語聴覚士の仕事の内容についての紹介があり、続いて、食べることに問題がみられる「摂食嚥下障がい」の説明と、どのようなものが食べやすいか、食べにくいかを実体験してもらう実習がありました。
高齢者の施設などでは、食べることに問題を持つ方に「きざみ食」が提供される場合がありますが、それが本当に食べやすい性質のものなのか、きざみ食に模した食べ物を食べて、参加者に考えてもらいました。
また、同じプリンでも製品により飲み込みやすが異なることを実体験してもらいました。
さらに、食事介助の方法や飲み込みについての工夫を紹介して、参加者に実習してもらっていました。 

言語聴覚専攻の学生が、自分たちが授業で学んだことを、他学科の学生に紹介するはじめての機会でしたが、担当した学生は、下記のような感想を持ったようです。 

「初めて他職種を目指す学生の方に、自分たちの学びを伝える機会で、とても難しさを感じました。
しかし、様々な声を頂き、多くの気づきがあった会でした。
こうした少し少しの活動で、STのことを知ってもらうことが大切だと改めて感じました。」
 実際に臨床の現場に出ると、食べることに関する支援においては「多職種連携」が欠かせません。
在学中にこのような学びの機会があることは、たいへん有意義で、自分たちの実力アップにつながりますね。
 プレゼンテーションお疲れさまでした!