椅子にじっと座れない、
バリカンの音が苦手といった障がいのある子ども達。
どう接していいかわからず、
ハサミが危ないから受け入れができずにいるお店。
この2つの距離は、誰かが縮めていかないと、
ずっと広がったままです。
赤松さんは、障がいのことや行動分析アプローチを学ばれ、
プロのカットの技術と融合し、
実際にカットできる例をたくさん作っていかれました。
そして、理解者を増やすためには、
視覚に訴えることもとても大切です。
そのために、多田さんが大活躍です。
イラストレーターの腕を存分にふるい、
戦隊もののヒーローや絵本、子どもが喜ぶシールなど、
次々に生み出していかれました。
とっても福祉的な活動をされているのは、
実は、ソーシャルワーカーではない方たちでした。
暮らしをよくする実践は、
ソーシャルワーカーの専売特許ではありません。
古うしたプロフェッショナルな人たちが、
持てる技術を少し福祉のために活かすことで、
実は、できることはとても大きいです。
我々ソーシャルワークを学ぶ立場の者も、
プロフェッショナルがどのように実践を広げてこられたか? をむしろ学び、そこに、どう絡んでいけるのだろうか? と自問自答しなければならないと考えさせられました。
これからも誰もが理美容を楽しめる社会を目指し、
是非、邁進していってもらいたいです!
どうもありがとうございました。