12/21(木)、と~っても可愛い5歳の女の子、かりんちゃんと、
そのお父さん、Y社会福祉士さんが揃って登場。
学生たちの前で、メッセージを伝えていただきました。
かりんちゃんは、1歳になるかならないかの時期、
神経芽腫という小児がんを患い、
それから、小さな身体で何度も手術を受け、闘病を続けてきたのだそうです。
お父さんのYさんが、その様子をブログで紹介されています。
https://powerzone.amebaownd.com/
かりんちゃんの苦しさ、いかばかりだったでしょう。
ご家族の思い、いかばかりだったでしょう。
今日はそろって授業に来てもらい、
学生には、かけがえのない時間を持つことができました。
学生たちは、それぞれ進路に合わせて
社会福祉士、精神保健福祉士、保育士を目指しています。
特に、保育課程の学生は、
まさに、かりんちゃんのような子たちが支援したいと
学んでいます。
目の前に来てくれている、そのこと自体がとても大きな出来事で、
お父さんから聞く、これまでの経過や闘病のすさまじさ、大変さ、
一緒に懸命に生きておられる姿は、
これからもずっと心に残ると思います。
最後に、かりんちゃんを背負い、一緒に山登りをするYさんの動画も
見せていただきました。
「車いすだからできない、病気があるからできない」で諦めるのではなく、
「いま、どうやったらできるのか? を考えて支援する」というYさんの言葉は、
まさにソーシャルワーカーの言葉でした。
Yさんご自身が、長らくディサービスセンターで認知症のお年寄りと関わられ、
制度等の壁で本来やりたい支援ができないときに、
「いま、どうやったら(どう工夫したら)できるのか?」と問いかけながら、
諦めずに支援を創る姿勢で実践をされてこられたそうです。
人の「生きる」を応援するのがソーシャルワーカーです。
その人の「生きる」瞬間は、取り替えの効かない大事な一瞬一瞬です。
Yさんは、まさに一瞬一瞬を大事に思い、
人に寄り添うワーカーさんだなと話を聞いて感じました。
とても心に響く時間を作っていただいた、
かりんちゃん、Yさん、どうもありがとうございました。
注:授業の様子は、ご了解を得て紹介させていただきました。
ありがとうございました。