京都光華女子大学 健康科学部 医療福祉学科 社会福祉専攻 ニュース 光華高校での出張授業(6/27)-医療的ケアが必要な子どもとの出会い-

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教員コラム

光華高校での出張授業(6/27)-医療的ケアが必要な子どもとの出会い-

年に1回、お向かいにある「光華高校」にお招きいただき、
出張授業をさせていただいています。

子どもに関心のある高校生さんということで、
私が現役(相談員)のころ出会った子ども、Aちゃんについて紹介することにしました。
(中身は、実際のものからアレンジしています)

それは、ある病院の医療ソーシャルワーカーさんからの紹介でした。

Aちゃんは、いまでいう“医療的ケア児”でした。
電車に跳ねられるという事故に遭い、
意識が戻らず、寝たきりの生活、視力、聴力も失うという重度の障害が残りました。
そして、人工呼吸器、経管栄養、たん吸引という医療的ケアがなければ、
生きていけない、そんな女の子でした。
 
「病院ではこれ以上、よくならない、
 じゃ、お家に帰ろうね」ということで、自宅に戻ってきたAちゃん。

でも、Aちゃんのケアはお母さん1人がされています。
病院のように看護師さんたちがいる環境ではないからです。
その結果、家に戻ってからのお母さんは昼夜なくケアに携わり、
しっかり睡眠をとったり、まとまった時間安心して外出へ行けたり、
Aちゃんの妹と遊べたりする間もなく、
疲れが溜まりに溜まっておられました。


そんなタイミングで、私はAちゃん一家と出会いました。
 

いろいろな生活の困りごとが内在していて、
寄り添い支援ができるのか? 
ソーシャルワーカーとして強く問われた相談でした。


その後、医療ソーシャルワーカーさんや、
地域の関係団体さんたちと連携協働の支援の取り組みが始まりました。
その結果、Aちゃんは自宅での暮らしを続け、
支援学校にも行けるようにもなりました。
Aちゃんや家族の前へ前へと生きる力に、
むしろ力をもらえたり、学ばせてもらった、
いまも忘れられない相談の1つです。

 

 

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