ニュース

教員コラム

社会福祉と歴史と図書館

みなさんは図書館を利用していますか。仕事柄と言われればそれまでなのですが、図書館にはよく行きます。書店に行ったり、ネット検索を活用したりもしますが、残念ながら絶版になってしまっているということによく遭遇します。あるいはようやくみつけた書籍が高額な値段になってしまっていることも。そんなときはやはり図書館です。

そして図書館といえば大学。専門書の宝庫です。最近、社会福祉の歴史書が気になって図書館の書庫に行ったところ、大正時代や昭和初期に書かれた文献と巡り合い、しばし書庫にこもってしまいました。

学生に社会福祉の歴史について話すこともあるのですが、それは歴史上のほんのわずか一部分です。しかも事実として伝えられてきたものを説明しているにしかすぎません。

そして1コマ90分の授業で説明を終わらせてしまう「時代」にも本当は90分などでは言い尽くせないほど深い福祉活動が行われており、そしてその時代においてできる限りのことを尽くし、研究もされています。

「社会福祉の過去」に触れるたびに歴史を正しく認識することの大切を再確認します。

図書館での書籍との出会いはそのことを強く感じさせてくれます。

 

 

☆彡社会福祉専攻のHPはこちら
  http://www.koka.ac.jp/welfare/