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京都保護観察所から出張講義

社会福祉専攻では3回生、4回生に「社会福祉専門演習」という授業が必修であります。
通称「専門ゼミ」と呼ばれる授業で、多くの大学で「ゼミ」と呼ばれるものです。

専門ゼミは、自分の興味関心のある分野をさらに深めるための研究が行われ、最終的に卒業論文を作成し提出することを目的とした授業です。

しかし、3,4回生は卒業論文の作成にとりかかると同時に進路についても考えていく必要があります。
そのため、専門ゼミの時間に、時折就職活動についてのお話をすることもあります。

今回は、就職先の選択肢が増えればという思いと、興味関心の幅を広めてほしいという思いから、京都保護観察所の方に出張講義にきていただきました。


保護観察所は、犯罪を犯した人や少年少女が、地域での生活を送っていくためのサポートを行う仕事を行っています。
そして、そうした仕事があることを知ってもらうための普及啓発活動を行っておられ、こうして大学などにも講義にきてくださるのです。

講義をしに来てくださった方は、最初、警察など捜査をしたり、犯人を捕まえたりするといった仕事に興味をもっていたようです。
しかしその中で、捕まった後の人をサポートする「更生保護」という仕事があることを知り、今の仕事に就いたそうです。

保護観察所は法務省の管轄になり、国家公務員となります。
そのため、国家公務員試験に合格して、採用されるとなることができます。

刑務所や少年院にいる人と面談し、出所(退院)するときに住む場所や仕事を探し、出所(退院)した後のケアを行うお仕事です。
この仕事に就くために、社会福祉士の資格が必須なわけではありませんが、社会福祉の視点は欠かせません。

司法関わる話は、普段身近に聞くことが少ないため、非常に貴重な体験になったのではないでしょうか。
保護観察所について詳しい説明は保護観察所をご覧ください。

保護観察所で働くためにはどうしたらいいかを教えていただいたと同時に、「ボランティアだったら関わってみたい」という方のためのBBSというものも紹介してくださいました。
これは、非行を犯した少年少女に対して兄や姉のような存在として、一緒に悩み、一緒に学び、一緒に楽しむボランティア活動です。
詳細はBBSとはをご覧ください。

京都光華女子大学社会福祉専攻では、このように様々なゲスト講師をお招きし、現場のことをリアルで知っていただける機会を多く設けています。

浜内彩乃


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社会福祉専攻4年生に聞く!“京都光華”の実習の魅力

オープンキャンパスではミニ講義を受けることができます!
7月24日 家族が全員、小学生だったらどうなる!?~親と暮らすことについて、福祉の視点で考える~(千葉先生)
8月7日  介護をしない福祉ってどういうこと!?~児童分野の福祉~(南先生)
8月8日  相談のプロがこっそり教えるテクニック!~「寄り添う」とは~(石井先生)
8月22日 友達に会いたくない…“スクールソーシャルワーカー”と“スクールカウンセラー”に相談してみた!(浜内先生)

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