11月は子ども虐待防止月間でした。
みなさん、街中で下記のようなオレンジのリボンを見かけませんでしたか?
オレンジリボン運動は
「子ども虐待防止」の象徴として「オレンジリボン」を広める市民運動です。
認定NPO法人「児童虐待防止全国ネットワーク」が総合的な窓口を担い、全国的にオレンジリボン運動として活動を広げており
全国でオレンジリボン運動に参加してくれる学生を募集しています。
そこで、今年度、京都光華女子大学医療福祉学科社会福祉専攻も
このオレンジリボン運動に名乗りをあげました。
そして、基礎演習ⅠとⅡの時間を使い、1年生が4つのグループに分かれて取り組んでくれました!
2つのグループはポスターやオレンジリボンを多くの学生の目につくところに掲示し
2つのグループは除菌シートやマスクなど、このご時世にピッタリのものにオレンジリボン運動のチラシをはさみこんだものを学内の学生に配布しました。
準備は後期授業が始まった10月からで
各グループごとで医療福祉学科コモンズや聞光館などで準備をしてくれました。
(本来は授業時間内で実施したかったのですが、コロナ禍で全員が集まることが難しく・・)
ポスターやチラシを作るために、子ども虐待について調べ
限られた文字数の中で、
「何を書けば読んでもらえるのか」
「重要な情報が伝えられるのか」
といったことにも苦心しました。
マスクや除菌シートを配布したグループも
「何だったら受け取ってくれるか」
「受け取って捨てられないものは」
と検討し、さまざまなものを調べて決定しました。
本来は、学園祭で学内外の方々に配布したかったのですが
今年も学園祭は中止に・・。
そこで学内の門や学食などで配布をしました。
他学科のどの学生も快く受け取ってくれ
中には「何の活動ですか?」と質問をしてくれるなど関心を示してくれたようです。
全ての活動を終えた後は、授業の中で振り返りを行いました。
各グループごとにどのような活動を行ったのか
活動を行ってみてどうだったか
ということを話し合いました。
学生の感想の中に多かったのは
この授業を通してオレンジリボン運動というものを知ったこと
オレンジリボン運動を知ったことで街中にあるオレンジリボンに気づくようになったこと
でした。
このようにオレンジリボン運動を知ることで
子ども虐待に関心を向けてもらい
街中にあるポスターや情報に目を向けてもらうことで
少しでも子ども虐待に関する知識をもってもらったり
「あれは虐待じゃないのか?」というアンテナを張るひとが増えたらと思います。
地域全体で子どもを見守ること
悩んでいる親に声をかけること
そうした地道な活動が児童虐待防止につながっていくと思います。
来年度以降もぜひこの活動を続け
子ども虐待防止について社会福祉専攻全体で考え、活動していけたらと思います。