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授業

(元)ヤングケアラー当事者の方から、お話をお聴きしました

12/1(水)の1回生対象の授業では、元ヤングケアラー当事者でもあり、
現在は、ヤングケアラー当事者会「ふうせんの会」共同代表をされているAさんに授業でお話をいただきました。


Aさんが「ヤングケアラーという言葉を知っている人は?」と聞かれると、大半の学生から手があがりました。


どうやら、ドラマやSNSで言葉を知った学生が多いそうです。
こんなに周知されているなんてと、驚きでした。


Aさんが体験してきた過程をお聞きしながら、時々学生たちに投げかけ、考えてもらうミニ演習スタイル。


短時間にも拘わらず、活発に議論してくれて、
いま、日本のどこかで始まっている先駆的な取り組みに似たものや、若者ならではのSNSを使った広報など、頼もしい意見を出してくれました。
ヤングケアラーという言葉は知っていたとしても、こうして、当事者のご経験を深くお聞きする時間は勿論始めてです。
Aさんがケアを始められたのは大学在学中のこと。
その意味では、今の学生たちと同じ立場でした。


「もしも、今、自分の生活の中にケアが始まったとしたら?」と自分ごととして身近に考えられたようでした。


まだ1回生なので、今後、様々な学びをする中で、ヤングケアラーのテーマもまた登場すると思います。
是非継続して考え続けてもらいたいですし、今日がその1歩となればうれしいです。


Aさん、お忙しいなか本学学生のために、どうもありがとうございました。
                  (南 多恵子)


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