京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 保育実習ⅡⅢ合同実習報告会を行いました

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保育実習ⅡⅢ合同実習報告会を行いました

 保育士資格取得のための最後の実習を終えました。実習中の心に残ったエピソードを分析し、ロールプレイ(劇)にして、その内容についてディスカッションするという方法での実習報告会も3年目となりました。今回は発表数が多かったため、太子堂と保育実習室の2か所で行いました。それぞれ、輪になって座り、ロールプレイを見ます。子ども役、保育者役、実習生役、それぞれの役割を演じた学生から、子どもの気持ち、保育者の気持ち、実習生の気持ちを聞き、そしてディスカッションへと進めました。

 

 発表のタイトルは、

太子堂では

Oh-BANANA」「着替えの時の関わり」「野菜食べれたよ!」「午睡後の衣服の着脱」「誰でも起こり得そうなシチュエーション」の5

 

保育実習室では

「園庭でのRくんの様子」「ブロックの取り合い」「おかし屋さん」「おやつの時の見立て遊び」「ぬいぐるみに込められた想い」「スイミーとクラスの団結」の6

 

でした。それぞれの部屋では、コメンテーターの浦堂認定こども園濱崎園長、愛光兜台こども園楠本主幹により、各エピソードの意味づけと子ども理解への深化へ向けたご助言を頂きました。保育実習室の方には本学卒業生で愛光兜台こども園勤務の矢野保育士も同席してくださり、子どもの発達や興味と照らした関わりの工夫についてコメント頂きました。

 

討議を進める中で、短いエピソードの中にも細やかな子どもの気持ちの変化、子ども同士の気持ちの調整があることが徐々にわかってきました。事例検討をして保育の質を良くしていくことについて、学ぶところがありました。

 実習報告会ではロールプレイをもとにした討議という方法を用いましたが、実際の保育の現場では写真によるドキュメンテーションという方法を用いての事例検討をしているとのこともお聞きしました。

「おかし屋さん」のロールプレイ

「ぬいぐるみに込められた想い」のロールプレイ