2025.06.03 こども教育の学び

こども教育学部と英語① 幼大連携英語授業

こども教育学部では、早期英語教育専門の教員が隣接する光華幼稚園の英語教育活動に関わり、週一回の英語レッスンを行っています。
主な指導者は、学園の小学校や中学校でも教えているカナダ人講師ですが、そのカリキュラムは専門的な立場から大学教員が監修し、実際の指導にも関わっています。

 

大学からは1年生の基礎ゼミで見学し、一緒に幼稚園児と英語絵本活動をすることもあります。

BS指導法という英語絵本を用いて、聞くこと、話すこと、そして音声から順にアルファベットの文字の音に気が付いていくといったレッスンの流れですが、このレッスンでは、エリック・カールの作品で『はらぺこあおむし』(エリック・カール作 もりひさし訳 偕成社)という絵本を中心に4回のレッスンをしています。この本は、日本語にも訳され、広く子どもたちに親しまれています。

 

子どもたちは、絵本を通して「~を食べたよ」(I ate ~.)「でもまだお腹が減っているんだ」(I am still hungry.)という表現を学び、英語レッスン以外の保育の時間でそこに好きな食べ物の絵を描きます。
次週は、それを示しながら英語で発表するShow & Tellタイムです。

英語で食べ物の名前を学ぶため、ネィティブ教員が示すアルファベットジングル(AからZまでの食べ物を順番に並びその初頭の音に注目させながらリズムをつけていう教材)でそのおさらいをしています。

今、全国の幼稚園や保育園の6割以上の保育現場で英語指導が何らかの形で導入されています。

2020年に小学校で教科化された英語学習。その指導方法は、こどもの発達段階に合わせ慎重に研究が重ねられてきました。

 

幼稚園では、日本語との音の違いに気が付きながら子どもたちが英語に慣れ親しみ、想像力を膨らませ、身体を動かしつつ楽しく学んでほしいと思います。

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