2025.12.04 教員記事

11月28日は何の日?

広報担当で☺す。
今日は京都光華女子大学短期大学部歯科衛生学科の教員の松本恭子先生が
横浜で開催された学会に参加された際のレポートをお伝えします


11
30日、「第4回 日本唾液ケア科学会」に参加しました。
会場は、海を望む山下公園前に位置する横浜シンポジアで、約150名の会員が集まりました。
小規模学会ならではの和やかな雰囲気の中でプログラムが進行し、
最新の研究成果や今後の課題について理解を深めることができました。

 ところで、皆さんは1128日が何の日かご存じでしょうか。
11」と「28」の語呂合わせから、NPO法人日本唾液ケア科学会によって制定された「いい唾(つば)の日」なのです。 
「だ液(つば)」と聞くと、不潔なもの、あるいはあまり意識されないものと捉えられがちですが、
実際には私たちの健康維持に欠かせない重要な役割を担っています。

だ液は食べ物を潤して飲み込みやすくまとめ、消化を助けることで胃腸の負担を軽減します。
また、食べかすを洗い流し、口腔粘膜を保護し、発音を滑らかにするなど、日常生活のさまざまな場面で働いています。

お餅つきに例えると、臼は口、杵は歯、つき手は咀しゃく筋、打ち手は舌、打ち水がだ液にあたります。
打ち水なしでは美味しいお餅ができないのと同じように、だ液は私たちの口の中でとても大切な役割を果たしています。

 このだ液の性質や量は人によって異なり、加齢や生活習慣、嗜好品、病気などの影響を受けて変化します。
しかし、そのわずかな変化は自分では気づきにくいため、歯科医院での定期健診を通じて口腔環境を確認することが大切です。

 

だ液の働きを意識し、健やかな口腔環境を保つことは、全身の健康にもつながります。
1128日「いい唾(つば)の日」をきっかけに、改めてだ液の大切さに目を向けてみてはいかがでしょうか。

あなたも「いいつば」を持つ人を目指しましょう!

150名もの参加者が横浜に集まりました。
第4回日本唾液ケア科学会@横浜シンポジア
横浜といえば中華街!
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