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たつみゼミの卒業研究

たつみゼミの卒業研究          
             栄養教育研究室 巽美奈子(part2)

こんにちは。栄養教育研究室の巽です。

本回は、私のゼミ(研究室)の卒業研究について書こうと思います。

※卒業研究とは、4年生がおこなう大学での主体的な学びの最も大きな成果を出す場です。卒業研究は、それぞれの研究室によってテーマが異なります。

 

巽ゼミの今年の研究テーマは、「子ども食堂」です。

★「子ども食堂」とは?

子ども食堂のはじまりは、「しんどい」子どもたちのために、市民が無償で食事を提供する活動でした。現在も市民主体のボランティア活動というカテゴリは同じですが、内容や規模、開催形態、目的などは、多様化しています。全国的に増加傾向にあります。

 

「子ども食堂」で何を研究するのか?というと、「子ども食堂」をめぐる人びとや「食」のありようを考えることに取り組んでいます。なぜこのような抽象的なテーマかというと、明確なテーマは、ゼミ生自身が決めることになっているからです。ゼミ生の4年生たちは、「子ども食堂」について調査を進めながら、自分の研究の問いを絞っていきます。

 

調査の方法の一つにフィールドワークがあります。フィールドワークとは、簡単に言えば現場に出向き、観察、聞き取りなどの方法で調査をすることです。調査記録は分析データに用いられます。

添付した写真は、とある子ども食堂にお手伝いを兼ねて調査に行ったときのものです。

 

現在は新型コロナの感染状況が悪化し、調査にも制限がかかっています。4年生たちは、電話でのききとりや新聞記事、ブログやSNSといったインターネット上にある情報などからデータを得る工夫をしながら、それぞれ研究をすすめているようです。

どのような研究結果になるか、今からとても楽しみです。

 

4月から開始したゼミですが、およそ5ヶ月が経ち、4年生それぞれの研究の問いもかなり明確になってきました。

ここのところZOOM上でのゼミでしか会えていないのですが、全員、「かなり調べているな」という手応えを感じています。

これからはデータの補充とさらなる分析をおこない、それぞれの問いの答えを引き出していきます。

 

そう、「引き出す」感じです。

研究というのは、ぱっと閃くものでも、「発見」するものでもありません。地道にコツコツ積み重ねることに尽きます。

 

「つらい・・・でも楽しい・・・!!」この二律背反的な感情の波をくりかえしてw、論文が仕上がっていくと思われます。

しかし、こうした経験をするからこそ、論文を完成させたときの「感動」も一入です。(終)

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