こんにちは。中木です。今日は、健康スポーツ栄養専攻3年生が受講している「応用栄養学実習c」の授業の一部をご紹介します。
この授業では、離乳食や介護食といった、私たちが普段食べているものとは異なる食事への展開や調理方法について学んだり、各ライフステージにおけるいろいろな症例を基に栄養アセスメントや栄養管理計画の立案を行い、その計画に応じた献立の提案・調理を行ったりしています。
今日は、症例を検討していくにあたって、妊婦さんってどんな感じ?高齢者の方はどんな風に見えたり聞こえたりしているの?といったことを、福祉リハビリテーション学科 社会福祉専攻からお借りした疑似体験教材を使用して、体験してもらいました。
妊婦の疑似体験では、「これだけおなかが重たかったら料理するのは大変やと思う。」「すでに腰痛い…長時間立つのは無理?」「下に物落としたらどうやって取るん?」といった声が。高齢者の疑似体験では、「手足が重たくて料理する気にならへんー」という意見や、いろいろな視野・視界の体験ができるゴーグルを付けてもらったところ「これやと料理がおいしく見えなさそう」といった気づきもみられました。
その後、おかゆを作ったり、哺乳瓶で調乳も行いました。これから自分たちで献立作成・調理をする際の参考になればと、市販のベビーフードや介護食の試食も。「意外とおいしい!」という声もあれば、「全然味せぇへんやん」「食感が苦手?」といった声も上がっていました。特に不人気だったのが粉ミルク(調製粉乳といいます)。「20年前はおいしく飲んでたはずやのに…」と残念そうな学生。
午後からは、グループにわかれて担当する症例の検討です。「この血液検査の項目ってなにを表してたっけ…?」「この栄養素ってどれだけ摂らないとあかんねやっけ?」とみんな頭から煙が出そう…(笑)。どんな栄養管理計画書、献立表が出来上がるか楽しみです。