専攻紹介

子ども・医療・地域の各フィールドで人々の暮らしを支えるソーシャルワーカーへ

支援が必要な子どもに対応できる社会福祉士、医療ソーシャルワーカー、福祉職公務員、3つの進路を柱として、あらゆる年代の人々の暮らしの幸せを支えるソーシャルワーカーを育てます。

社会福祉とは?

社会福祉とは、「だんのらしのあわせ」を支えるため、地域住民、子ども、障がい者、高齢者など幅広い人々に寄り添いながら行う支援のこと。人々が生活面で抱える悩みや不安、課題に向き合い相談に応じ、解決のための援助を行う相談援助職を“ソーシャルワーカー”と呼びます。

学びのポイント

  • 子ども・地域・医療で
    活躍するソーシャルワーカー

    特別な支援が必要な子どもに福祉の視点で寄り添う力、地域住民の暮らしを支える専門的知識、医療系専門職と連携し患者さんをサポートする技術など、必要なスキルを身につけ、子ども・地域・医療をはじめ、あらゆる現場で活躍できるソーシャルワーカーを養成します。

  • 子どもを取り巻く課題を
    学ぶ機会が充実

    子どもの虐待や貧困、ヤングケアラーなど、子どもや家庭をめぐる福祉の課題は実にさまざまです。幅広い分野を学べるよう、専攻には子ども分野に強い教員が揃っています。また、オレンジリボン運動など学生にできる社会貢献活動にも取り組み、子ども家庭ソーシャルワークに求められる視点を養います。

    [現場体験プログラム]

    学習支援ボランティア
    さまざまな事情で家庭での学習環境が整わない状況にいる中学生を対象にした学習支援事業へ、ボランティアとして参加
    こども食堂
    デイサービスセンターで地域の子どもたちと交流
  • 現場のリアルから学ぶ
    フィールドワークが充実

    多様な福祉施設や医療機関、司法機関などでの見学・体験の機会を多く設定し、教科書では学べないフィールドワークを重視した授業内容が特徴です。また、福祉現場で活躍する職員や地域の福祉を支える住民の方から直接指導をいただけることは、専門職を目指す大きな原動力になっています。

「友人から刺激を受け、成長できた」「先生が親身になって相談に乗ってくれた」といった卒業時の在籍満足度は100%。教員に対する満足度は100%と、学びやサポートに対して高い評価を得ています(2021年3月卒業生実績)。少人数制と豊富なカリキュラムにより、一人ひとりが着実に成長できる環境を整えています。
(出典:2021年3月卒業生対象 満足度アンケート)

取得可能な資格・免許状

社会福祉士(国家試験受験資格)

精神保健福祉士
(国家試験受験資格)※1

社会福祉主事(任用資格)

児童福祉司(任用資格)※2

家庭相談員(任用資格)

児童指導員(任用資格)

知的・精神障害者移動支援従業者
(ガイドヘルパー)

認知症サポーター

全国平均を上回る実績!

(2022年3月卒業生実績)

※ 1 定員があります(7名)。

※ 2 社会福祉士の資格取得や社会福祉主事として2年以上、児童福祉事業に従事するなどの条件があります。

普段の暮らしの幸せを支える
3つのソーシャルワーカー養成のために

  • 子ども

  • 医療

  • 地域

{ 子ども }

障がい、被虐待、難病などにより特別な支援が必要な子どもたちやその家族に対応する専門的知識とスキルを持ち、福祉の視点から子どもに寄り添い、支援します。
都道府県が実施する保育士国家試験の受験に際し、カリキュラムの中に一部支援科目を開講し、保育士資格取得を目指す学生をサポートします。

目指せる進路・就職先

児童養護施設、母子生活支援施設、障害児施設、放課後等デイサービス、児童厚生施設 など

{ 医療 }

今、福祉職に求められているのは医療に関する知識。看護師や管理栄養士、心理カウンセラーといった他の専門職と連携し、医療ソーシャルワーカーとして患者さんやそのご家族をサポートします。

チーム医療と多職種連携教育

京都光華では、医療系科目の充実や、近隣の医療機関・施設への見学やゲスト講義など、医療福祉の理解を深めることができる機会を多く設置。社会が求めるチーム医療を視野に入れ他の専門職と連携するため、医療福祉や専門職の連携に関する知識を育む豊富なカリキュラムで医療ソーシャルワーカーを育てます。

精神保健福祉士の
資格取得も目指せます。

精神保健福祉士は、精神障害を抱える人の社会復帰や社会参加を支援したり、日常生活に支障をきたす問題の解決の手助けをしたりする専門家。社会福祉施設や病院見学などの現場実習を通して知識と経験を深め、国家試験合格を目指します。

主な医療系科目

生命倫理/医療福祉連携論/専門職の連携(基礎・応用)/ターミナルケア/包括的ヘルスケア論

目指せる進路・就職先

社会福祉士

病院・クリニックなどの保健医療機関、高齢者福祉施設、障害者地域生活支援センター、障害者社会復帰施設、社会福祉協議会 など

精神保健福祉士

病院・クリニックなどの保健医療機関、就労支援施設、生活支援施設、地域活動支援センター など

{ 公務員 }

地域住民に寄り添いながら支援を行う福祉職公務員。自治体に所属し、社会福祉施設や児童相談所、健康福祉局や区役所などで、障がい者や高齢者、児童等、社会福祉に関する相談業務に従事します。

目指せる進路・就職先

公立社会福祉施設、精神保健福祉センター、福祉事務所、児童相談所 など

授業紹介

子どもと社会福祉

子どもを取り巻く状況について基礎を学びながら、ワークショップなどを通じて課題解決のためのアクションを起こす力を養います。近年、児童虐待、いじめ、子どもの貧困などが増え続けています。子どもの抱える困難に対応できる社会の実現に向けて、子どもに関わる専門職として必要な知識を基礎から学びます。授業では、議論と発表を重ね、学生同士で学び合うほか、ゲストをお招きして講話いただくこともあります。

社会福祉学特講Ⅰ~Ⅳ

1~3年次で学んだ社会福祉専門科目について、具体的な事例を通して、社会福祉専門職として必要な支援の技術・知識を確認します。社会福祉士・精神保健福祉士国家試験において、事例問題は実践経験のない現役学生にとって苦手意識を持ちやすい科目です。過去問を取り上げながら、解答の導き方・考え方を学習することで、問題の特徴と傾向を掴み、国家試験受験への意欲を高めます。

国家試験までの流れ

SWIPEしてご覧ください

主な実習先

社会福祉士
[ソーシャルワーク演習(2カ所):240時間]

  • 京都市内、京都府南部、大阪府北部、滋賀県南部
    (特別養護老人ホーム、障害者生活介護施設、児童養護施設、社会福祉協議会など)

精神保健福祉士
[医療機関+施設 実習時間 計210時間] ※実施時期や期間は受入れ施設により異なります。 ※相談援助実習を行うことにより、実習時間数が一部、免除されます。

  • 京都市内、京都府南部、大阪府北部、大阪市内

※実習エリアが変更になる場合があります。

就職

就職率100%

※就職率=就職者 / 就職希望者
※2021年3月卒業生実績

社会福祉士

高齢者福祉施設 / 障害者地域生活支援センター / 障害者社会復帰施設 / 社会福祉協議会 / 病院・クリニックなどの保健医療機関 など

精神保健福祉士

病院・クリニックなどの保健医療機関 / 就労支援施設 / 生活支援施設 / 地域活動支援センター など

公務員

公立社会福祉施設 / 精神保健福祉センター / 福祉事務所 / 児童相談所 / 福祉系NPO法人 など

子ども

児童養護施設・乳児院 / 母子生活支援施設 / 障害児・者施設 / 放課後等デイサービス / 児童厚生施設 など

OGメッセージ

  • 子ども

  • 医療

  • 地域

株式会社bunanoki(ブナノキ) bunanoki house
健康科学部 医療福祉学科 社会福祉専攻 2018年度卒業
(三重県 私立三重高等学校出身)

指導員

子どもたち一人ひとりに合わせて、
寄り添っていきたいです。

在学中にガイドヘルパーの資格を取得。障害者施設での移動支援や子ども食堂でのボランティアを経験したことが、現在の児童指導員としての仕事に生かされています。発達に心配のある子どもたちが、集団生活への適応力を養うための施設なので、一人ひとりとの会話を大切にしています。集団生活の楽しみを伝え、「また来たい」と思ってもらえるような支援を行っていきたいです。

公務員

子どもたちの自立を、
同じ目線でサポートします。

子どもたちと一緒に生活しながら、彼らが社会で生きていくためのサポートをしています。在学中にユニバーサルデザインマップを制作した経験を活かし、さまざまな家庭環境を背景に持つ子どもたちの立場を考え、適切な支援が行えるように気をつけています。自信を持って社会で活躍できるように、これからも成長を後押ししていきます。

滋賀県立淡海学園
健康科学部 医療福祉学科 社会福祉専攻 2019年度卒業
(滋賀県立 守山高等学校出身)

医療法人 清仁会 亀岡シミズ病院
健康科学部 医療福祉学科 社会福祉専攻 2017年度卒業
(京都府立 洛北高等学校出身)

社会福祉士

患者さんやその家族の思いに
寄り添った支援を行いたいです。

地域医療連携室の相談員として、市役所やケアマネージャーと連携しながら、患者さんの退院支援・福祉制度のご案内などを担当。患者さんやその家族の意向に沿った支援ができたときや、感謝の言葉をいただいたときに、やりがいを感じます。精神保健福祉士の資格取得にも挑戦中。より幅広い支援を行い、患者さんの幸せに貢献できるよう励んでいます。

野洲市 健康福祉部 高齢福祉課 地域包括支援センター
人間関係学部 社会福祉学科 2007年度卒業
(滋賀県 私立綾羽高等学校出身)

公務員

一人ひとりの困りごとに寄り添い、
地域を支えます。

在学中に社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取得。市の専門職として、他機関と連携しながら、高齢者や生活困窮者の支援や、認知症の啓発事業など、多岐にわたる業務を担当しています。地域全体の福祉の推進に関われることがやりがい。困りごとを抱える市民の皆さんが、気軽に相談できるような身近な職員となれるよう努めています。

※ 学部・学科名は入学時のものです。

TOPICS #1 京都ならではの学習環境が充実。美しい風景を見ながら実習へ

京都市右京区に位置する本学は、大学近くにある数多くの福祉施設で社会福祉実習にてお世話になっています。世界に誇る観光名所の一つである、嵐山近くの伝統ある施設でも実習生を受け入れ、ご指導いただいています。渡月橋を渡って実習先に向かう、実習先の施設で大文字の送り火を眺める、桜の名所・醍醐寺の近くで実習を行うなど、京都ならではの学習環境で、学びを深めることができます。風光明媚なロケーションでの実習は「京都の大学で学んでいる」という実感をより強く感じることができるでしょう。

TOPICS #2 児童虐待防止に向けた「オレンジリボン活動」

「オレンジリボン運動」とは、子どもの虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子どもの虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。本専攻では、この運動に参画。学生が主体となって学内ポスター掲示やチラシ入りの除菌シート・マスクの配布を行いました。多くの方に児童虐待の現状を伝え、市民のネットワークにより虐待のない社会を築くことを目指します。

教員・学生の声

  • 教員の声

  • 学生の声

千葉 晃央 講師

社会の課題に挑戦する
やりがいのある領域です。

社会福祉学は、暮らしやすい地域づくり、健康な暮らし、不平等や格差などの社会の課題に挑戦するやりがいのある領域です。テーマは誰もがその人らしく、人生を歩むことができるよりよい社会を創造することです。福祉の最先端で活躍する先生もお招きし、講義や演習を通して大切な考え方や役に立つスキルを習得していきます。

答えのない福祉について
考えた経験を基に、利用者に寄り添える
ソーシャルワーカーを目指します。

通年型実習を通して利用者や職員の方と深い関係を築くことができる点に惹かれて社会福祉専攻を志望しました。知識を覚えるだけでなく、自分だったらどう対応するのかを考える授業が多く、人に寄り添う支援について深く学べています。実習では、職員の方々のさまざまな考え方に触れる中で「これが正解だ」という支援はなく、相手にとっての最善策を考えることが福祉なのだと学ぶことができました。人と関わる福祉の仕事において、一番大切なのは表情だと思っています。将来は、笑顔を絶やさないソーシャルワーカーになり、施設の利用者が安心して話しかけられるような存在になりたいです。

K.Nさん 4年生
大阪府立 長尾高等学校出身