2025.05.30 学科紹介

【管理栄養士専攻2つのコース】メディカル栄養コースでは何が学べるの?―どんな管理栄養士を目指しますか?―

こんにちは!前回からシリーズで、管理栄養士専攻の2つのコース「食創造コース」と「メディカル栄養コース」についてご紹介しています。
今回は「メディカル栄養コース」について、どのようなことが学べるのか詳しく見てみましょう!


  • いよいよ本格的に始動します! 

 2年生になると、管理栄養士専攻ではコースを選択します。「メディカル栄養コース」では、病院などの医療施設で活躍できる管理栄養士を育てるため、多くのプラスの学びを取り入れています。

  • 授業について
    Q
    どんなプラスの学びがあるの
    A

    2年生
    から医学に関連する科目を選択し、医学の幅広い知識を身につけます。
    3年生からは、いよいよ実践的な演習「臨床栄養学実践演習の授業が始まり、実際に臨床の場で活躍している管理栄養士、薬剤師、看護師等を講師として招き、NST(ニュートリションサポートチーム)などのチーム医療での多職種連携における実践力を学ぶ授業を行います。
    3年生~4年生での臨地実習については、病院での実習期間を3週間とし、医療施設の中でも特に急性期での高度な栄養管理を行っている医療施設で学ぶことができます。
    4年生「病棟栄養管理特論」の授業では、現在も大学病院の現場で活躍されている管理栄養士から実践的な学びを修得します。令和 4 年度の診療報酬改定では、特定機能病院において、病棟への管理栄養士の配置に対する評価が加えられました。このことより、管理栄養士の病棟配置は今後ますます病院における重要な位置づけとなるでしょう。病棟での管理栄養士がどのような仕事をしているのか、この授業から具体的に学ぶことができます。

 

  • これから病院で活躍する管理栄養士とは?

 特定機能病院においては、患者の約 80 % で入院時の栄養管理が必要だったという報告もあります。病棟に管理栄養士を配置することで、管理栄養士が病棟スタッフの一員として、患者の治療における重要な役割を果たすことができると考えられます。今後も、病棟での管理栄養士の配置が充実し、患者の病態や身体状況などを考慮した適切な栄養管理が行われることがますます求められます。

 1年生では「病院見学」を実施する予定としていますが、ここでは実際の管理栄養士の仕事を見学し、病院の管理栄養士と直接仕事の内容についてお話を聞き、医療で働く管理栄養士になるためにはどんな学びが重要なのかを理解して、大学でしっかり学んで欲しいと思っています。

 

 

病棟で栄養アセスメントを行う演習授業のイメージ写真です。
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