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健康栄養学科のフードモデルたち。

 みなさま、こんにちは。

 今日は、“食品サンプル”が大好きな中木が、例年の来場型オープンキャンパスの展示ブースでも人気のある(?!)フードモデルたちをご紹介したいと思います。

 はじめに、フードモデルとは栄養指導等で活用される実物大の食品模型のことをいいます。例えば、対象者の方がなにをどれだけ食べたかを聞き取る際に活用したり、これだけ食べてくださいとお伝えする際に使用されたりします。具体的な大きさや量をわかりやすく示すことができる、栄養指導媒体のひとつです。見て・触って、愛でるものではございません (笑)。

 食品もあれば、お料理もあります。 

 食品の中で私のお気に入りは、食パンです?ほんの少しだけ、本物みたいにふかふかしているんです(笑)。
  
 飲食店に展示されている食品サンプルと異なり、ひとつひとつにエネルギー量や栄養成分が示されているので、油は大さじ1杯でこんなにエネルギーがあるのか!とか、いつももっとたくさんバターを塗っているけれどこのエネルギー量は恐ろしいぞ…?!とかいった気づきを与えてくれるので、この油とバターもイチオシです?(笑)

 お料理の中では、いわしのかば焼きがオープンキャンパスの展示でも人気だったように思います。(…私が高校生や保護者様にしつこくアピールしただけかもしれません(笑)。)

 これは、介護食のお料理シリーズなのですが、噛むことや飲み込むことが難しくなった方に向けての食事形態の違いをお示ししています。刻みやペーストになっても、おいしく召し上がっていただけるように、きちんとお魚の形に成形されていますね。高齢者施設の現場で活躍している卒業生に聞いても、「専用の型を使って、おひとり分ずつ成形していますよー!!」と教えてくれました。

 あと、このいわしのかば焼きのフードモデルを見ると、10年以上前に給食の現場で働いたときを思い出します。保育所でアレルギーの子どもたち用に除去食を用意していたのですが、加熱したさつまいもをマッシュして、たい焼きの形に手で成形しなければならなくて、全然うまくいかずお魚の形にすらなりませんでした(笑)。結局、上達することなく他の調理作業に回されることになりましたが、栄養士・管理栄養士って手先の器用さやセンスも必要であることを痛感した思い出です(笑)。

 8月にもオープンキャンパスが4回実施されますので、ご興味おありの方はぜひお申し込みください。
https://www.koka.ac.jp/news/9723/

 また、大学ホームページ上でバーチャルオープンキャンパスも実施されておりますので、ぜひそちらもご覧いただけたらと思います。

https://www.koka.ac.jp/opencampus2020/net_oc/

↑この食パン、少しふかふかしています。写真ではわかりませんが、5枚切りと6枚切りできちんと厚さも違っています。

↑これだけでこんなにエネルギーがあるのか!と改めて思い知らされます。

↑介護食お料理シリーズの”いわしのかば焼き”です。

↑きちんとお魚の形に成形されています。