京都光華女子大学 人間健康学群 ニュース ウェルネスツーリズムと森林浴

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教育研究⑦:地方創生

ウェルネスツーリズムと森林浴

京都光華女子大学の人間健康学群で、2年次の夏休みにバリ島研修に行く計画です(ブログ記事)。バリ島研究の主な目的は3つあり、その1つがウェルネスツーリズムの体験です(ブログ記事)。ウェルネスツーリズムは、観光先での地域の資源に触れて自分の心と体の健康に気づく旅で、バリ島では存分に体験できます!

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ウェルネスツーリズムは、もちろん国内でも、むしろ日本でこそ非常に多くの観光地で体験できます。たとえば京都ですと、観光庁「既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業」採択事業の、「aRound162プロジェクト~ココロもカラダもWell-beingになれる京都~」(2021年10月18日(月)~10月31日(日))の事業がありました(ウェブ記事)。その中で、「無料でバスで楽しもう!aRound162 高雄・京北シャトルバス実証実験」が行われていました(ウェブ記事)。

京北地域では、キャンプ、鮎の友釣り、農業・林業体験など多様な資源がある中で、森林浴はウェルネスを体感できる資源の1つと思います。森林浴を通じて、清浄な空気を吸い、緑を見て、静けさの中に身を置くことで、自分自身をじっくり見つめられます。またウォーキングしますので、よい運動になります。森林浴の健康への効果は、森林療法、森林セラピーなどの研究でも検証されています。
京北地域の森林散策のコースとして、京北一周トレイルのコースは有名ですが、約48.7kmと長く上級者向けのコースです。

初めて森林浴を体験したい初級者コースの1つとしては、「滝又の滝」への往復の森林散策がお勧めです。京北地域で有名な滝ですので、多くのウェブページ(紹介1紹介2)や動画(動画1動画2)で紹介されています。車で行く方は、滝又の石仏駐車場で停車して、バスの方は「細野口」バス停で下車して、片道30分ほどで滝又の滝まで森林浴ウォーキングを、もちろん無料で体験できます。気候の良い日に、たとえばお弁当やおにぎりなどを持って森林浴をしながら歩き、滝の前で昼食なども良いかもしれません。

ウェルネスツーリズムは、自然、食、文化、歴史、寺院など資源の豊富な日本で、もっと国内外に発信・開拓されていくのが望ましい分野で、日本の地方創生に大いにつながると思います。

(文責:酒井浩二)