2024.05.30

人間健康学群で学ぶSDGs⑦

目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」

人間健康学群の学びは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の実現にも強く関連しています。本ブログでは、以下の目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」との関連についてご紹介です。

概説
持続可能な開発目標(SDGs)の目標7は「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」です。この目標は、エネルギーの普及と効率的な利用、再生可能エネルギーの拡大を通じて、エネルギーへの公平なアクセスを推進します。また、エネルギーインフラの改善や技術革新を促進し、気候変動への対応も図ります。

人間健康との関連
持続可能なエネルギーへのアクセスは、健康に大きな影響を与えます。クリーンエネルギーの利用は、屋内外の大気汚染を減少させ、呼吸器疾患や心血管疾患のリスクを低減します。また、電気の普及により、医療施設の機能が向上し、緊急時の対応力も強化されます。家庭でのクリーンエネルギーは、女性と子どもの健康改善に特に寄与します。

人間健康学群での関連授業科目
授業科目:「地域と環境」
授業テーマ:環境破壊に至った経緯と、現在の状況を正しく理解し、持続可能な社会の在り方を提案できる。
授業の概要:自然界と人類の営みの矛盾から生じた環境問題を学ぶために、この授業ではまず、世界に衝撃を与えた事例(温暖化、砂漠化、生物多様性の崩壊など)を写真や映像等を使いながら提示します。次に、このような環境問題が起こった歴史的経緯を学ぶと同時に、このままの状況が続くことによる未来の環境影響を考察します。さらに、地域、特に国土全域がホットスポットに指定されている日本の環境問題(森林崩壊、ごみ問題、固有種の絶滅など)に焦点を当て、その環境の歴史と現状を理解します。環境問題を「わがこと」として捉え、未来の自分と私たちの子孫のために、地球環境に対して正しい行動をとるための基本となる知識と考え方を習得することを目的とします。

文責 酒井浩二

SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
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