患者様の希望や願いが、実現する喜びを間近で共有できる仕事です
Q.就職先を選んだ理由と現在の仕事内容について教えてください。
スタッフが患者様を中心とした支援を考えているところに共感し、当院に就職しました。病気や怪我で入院した方が、これまで大事にしていた生活が送れなくなった人が日常を取り戻せるように、週1回の作業療法を実施しています。病前の状態に完全に戻ることは難しくても、「お箸でラーメンを食べたい」「料理をしたい」といった患者様がやりたいことを確認し、課題を解決するための支援を行っています。
Q.どんなときに仕事のやりがいを感じますか?
病気やけがは、患者様の人生におけるターニングポイントでもあり、支援側の責任は重大。患者様が「何がしたいのか」「なぜしたいのか」、逆に「なぜしたくないのか」など、じっくりとヒアリングをしてひも解き、相手の思いに寄り添うことを大切にしています。患者様が課題を乗り越えられたとき、その喜びを共有することは、この仕事ならではの醍醐味だと感じています。
Q.京都光華での学びは、現場でどのように役立ちますか?
「専門職の連携」という授業では、看護師、言語聴覚士、社会福祉士、歯科衛生士、栄養士、心理士、薬剤師といった職種の先生方が講義を行います。多職種についてよく知っておくことはチーム連携の基本であり、対象者を支援する際に協力者を適切に判断するために役立ちます。作業療法士として働く上では、幅広い視野を持つことが重要なのです。