4月25日、作業療法専攻の新入生研修会を実施しました。
午前は大学にて、日本の伝統的な手仕事である「刺し子」の体験を行いました。
刺し子は、布地に糸で模様を刺していく手工芸であり、集中力や手指の巧緻性を高める作業として、作業療法でも治療的に活用されています。
学生たちは初めての体験に戸惑いながらも、模様入りの布に自分なりの刺し子を加え、個性の光る作品に仕上げていました。
午後からはホテルモントレ京都に移動し、「作業療法における食事動作の分析」を学びました。
まずはホテルの講師の方から、実際の会食を通じて、正式な食事動作やテーブルマナーについて丁寧にご指導いただきました。
続いて、「左片麻痺の方の食事動作」をテーマに、身体の不自由さが日常生活に与える影響や、作業療法士としての支援のあり方を学びました。
今回の研修会は、作業療法士として必要な視点を広げると同時に、実際の支援場面を想定した実践的な学びの機会となりました。
今後の学びの土台として、ぜひこの経験を活かしていきましょう。
瀬川大