8月7日(日)のオープンキャンパスで「こたえてわかる!心理学」にご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました(^^)
今回の体験は、ハスという研究者の実験を真似たものでした。
最初にしていただいた「自分の性格を考えてみる」、「自分の外見を思い浮かべる」などの手続きは、自分を客観的に見ている状態、つまり他の人から見たらこう見えるだろうなという視点を持っている状態を作り出すためのものでした。これを心理学の用語で「客体的自覚状態」と言います。自分に対して、まるで他人を見るのと同様に、注意を向けている状態のことです。客体的自覚状態にある人は、自分の客観的なイメージ(つまり、他者からみた自分)を意識します。そのため、自分を外側から眺めやすく、額に書いたEも外側から見たもの(つまり、他者から読めるE)になることが多くなるのだと言われています。
参加してくださったみなさんの回答は下記のとおりでした。
A. 額の内側から見たE(自分が正しく読めるE):23名(51%)
B. 額の外側から見たE
(自分と向き合った人が正しく読めるE):22名(49%)
ちょうど半々に分かれたようです。
引用文献
海保博之・神村栄一・倉澤寿之・古川聡(1995).クイズと体験でわかる心理学 福村出版 pp.149-152.
こちらの解説もご覧ください♪
→オープンキャンパス連動企画「こたえてわかる!心理学」(8月7日)