11月14日から15日まで開催された第49回日本高次脳機能学会学術総会に参加してきました。
もともと日本高次脳機能障害学会という名前だったのですが、「障害」という言葉があまりよくないということで、日本高次脳機能学会という名前に改変された経緯があります。
今回の学術総会は名古屋で行われ、大会長は国立長寿医療研究センターの長寿医療研修センター長、前島伸一郎先生がされました。
参加して面白いと思ったのは、スタンプラリーがあり、スタンプを集めるとくじ引きができ、景品がもらえる仕組みがあったことです。前島先生にお伺いすると、本当は託児所みたいなスペースも作りたかったけれど、予算の都合で断念し、子供が多少楽しめるように、ということで企画されたとのこと。
学会は、多くの場合土日や祝日を含むような日程で行われます。また、女性の医師、STを含む医療従事者も多いため、子供の世話をどうするか、という問題で学会に参加できなかった人も多くいるだろうと思います。最近では、大きな規模の学会では託児所を用意する学会も増え、中には子供向けのイベントまで用意する研究会もあるようです。若い人の学会離れが昨今話題となる中、このように、参加の障壁をなくす試みが増えていることは喜ばしいことだと思った次第です。
もちろん、学会自体も有意義なものだったことを付け加えておきます(教員 上田)。
