ニュース

教員コラム

歴史探訪「教育のはじまりは京都!?」

京都にはさまざまな博物館がありますが、「京都市学校歴史博物館」はご存知でしょうか。

河原町のにぎやかな繁華街からそんなに離れてはいないのに、静かな環境の中に博物館はあります。もともとは小学校だったそうです。

 京都には1869(明治2)年に日本で最初に番組小学校とよばれる学区制の小学校が作られ、博物館にはその当時の貴重な資料などが展示されています。

 最近、福祉の歴史に関する調べものをすることが多かったのですが、今回、障がい児教育の歴史を調べることになりまして、さて、どこから手を付けようかと思っていたところ、この博物館を紹介していただき、早速、行ってみました。

 実は、日本で最初の障がい児学校のはじまりもここ、京都で設立された京都盲唖院(京都府盲唖院)といわれています。ですのでもちろん、博物館には当時、教育で使用されていた貴重な資料がありました。

 日頃は「福祉」から障がい児を見ることが多いため、教育からのアプローチは新鮮で、興味深いです。でも、調べれば調べるほど、障がい児における福祉と教育の類似点に突き当たる気がします。歴史は過去のものですが、現在に教訓を与えるもの。そんな気がします。 

 

☆彡社会福祉専攻のHPはこちら
  http://www.koka.ac.jp/welfare/