専攻紹介

コミュニケーションの楽しさや食べる喜びを支援する言語聴覚士へ

ことばや聞こえ、飲み込みに障がいがある人を支援するリハビリテーションの専門職「言語聴覚士」を養成。現場で活躍するプロから学び、臨床実習などを通して各専門職と連携しチーム医療に応えることのできる人材を育てます。

「言語聴覚士」ってどんな仕事?

「話す」「聞く」「食べる」といった日常生活の動作が、病気や事故、高齢化により不自由になることがあります。また、生まれつき障がいのある方もいます。
言語聴覚士は、こうしたコミュニケーションの問題を専門的な分野からサポート。医療機関だけでなく、福祉や教育など幅広い分野で活躍しています。

コミュニケーションの問題を
サポートするプロ!

学びのポイント

  • 他学科との連携で
    チーム医療に
    応える
    スペシャリストを育成

    リハビリテーションの専門職である言語聴覚士は、他職種との連携も重要。栄養・医療・福祉の専門職を養成する他学科と連携した学びで、チーム医療の一員として活躍できるマインドとスキルを身につけます。

    言語聴覚士と
    多職種との関わり

  • 現場のプロから学ぶ
    カリキュラム
    で経験知を高める

    現役で活躍する医師や言語聴覚士が、医学系講義や演習科目を指導。さらにゲストスピーカーとして医療現場の専門職から学ぶ授業が充実しています。言語聴覚障がいの当事者やご家族の方などから直接話を聞く機会も用意しています。

    現場で活躍する
    ゲストスピーカー

    • 言語聴覚士
    • 医師・歯科医師
    • 看護師
    • 理学療法士
    • 作業療法士
    • 歯科衛生士 など
  • 学内のクリニックで
    言語聴覚士の
    臨床を学ぶことができる

    キャンパス内にある「光華もの忘れ・フレイルクリニック」は、言語聴覚専攻の専任教員(医師)が院長を務める認知症、フレイル予防のためのクリニックです。本専攻の教員が言語聴覚士や医師として検査などの臨床業務に携わっており、学生たちは、演習科目や実習などで臨床現場のリアルな地域医療や専門職連携を経験することができます。

取得可能な資格・免許状

言語聴覚士(国家試験受験資格)

3年連続全国平均超え

第24回 言語聴覚士
国家試験 合格率

86.4%

※合格者19名/受験者22名
(2022年3月卒業生)

高まるニーズ

国家試験合格者累計
(2021年3月時点)

言語聴覚士はリハビリテーションの専門職の中でも極めて人材が不足しています。

日本言語聴覚士協会 会員男女比
(2021年3月時点)

言語聴覚士は女性の割合が高く女性の活躍が期待できます。

学生1人あたりの求人
(2022年3月時点)

※2022年3月卒業生対象。

〈出典:各協会および厚生労働省HP〉

授業紹介

基礎ゼミⅡ

言語聴覚士には専門的な知識だけでなく、他者を思いやり共感する心や想像力が必要です。幅広い教養を身につけるため、失語症や聴覚障がいなどの当事者として言語聴覚士の支援を受けた方や、臨床の場で協働する他職種の方を外部講師にお招きし、社会人としてのマナーや実習についてのお話を伺います。また、文献検索で調べた内容をまとめ上げ、集大成としてポスター発表を行います。

言語聴覚障害診断学演習Ⅰ(小児)

3年次前期までに学んだ知識を総動員して、評価、支援計画立案、支援実施までを演習形式で行います。3グループに分け、1グループ10人前後の少人数で行います。吃音、聴覚障害、小児の3分野につき5回の演習を行い、合計15回の授業で3分野について深く学びます。写真は小児領域の授業で、評価を基に支援計画を出し合い、協議している場面です。

実習ステップ

1年次

言語聴覚士の仕事を初めて体感する

1日見学実習[11月]

臨床現場で働く言語聴覚士の仕事を実際に見学し、大学で学んだ知識を基に、患者(利用者)さんの症状を観察します。

2年次

専門知識を基に実践力を高める

臨床実習(見学実習)[1週間]

専門科目の講義で学んだ知識を基に、患者(利用者)さんの言語症状をおおまかに捉えること、訓練や指導の目的を考えることを目標に学習します。

3年次

知識を実践で試す

臨床実習(評価実習)[2〜3月(4週間)]

訓練、指導を見学しながら、患者(利用者)さんの言葉や反応を記録する実習を実施。その後、授業で学んだ検査の実施や症状の評価を実践の場でトレーニングし、確かなスキルを身につけます。

4年次

訓練・指導プログラムを立て実践する

臨床実習(総合実習)[6〜8月(8週間)]

評価実習で学んだ症状の評価方法を再確認し、その結果に基づいた訓練・指導プログラムを立案し、実際の訓練・指導までを実習します。さらに他職種との連携などチーム医療の最前線も学びます。

主な実習先

京都エリア

  • 京都第一赤十字病院
  • 京都市立病院
  • 京都南病院グループ
  • 十条武田リハビリテーション病院
  • 京都医療センター
  • 京都大原記念病院
  • 洛西シミズ病院
  • 宇多野病院
  • 京都武田病院
  • 京都民医連第二中央病院
  • 京都桂病院
  • 京都リハビリテーション病院
  • 京都岡本記念病院
  • 洛和会音羽病院
  • 日本バプテスト病院
  • あじさいガーデン伏見
  • 京都市児童療育センター「きらきら園」
  • 宇治徳洲会病院
  • 宇治武田病院
  • 京都きづ川病院
  • 舞鶴赤十字病院
  • 綾部ルネス病院
  • 京丹後市立弥栄病院
  • 丹後中央病院

滋賀エリア

  • 南草津病院
  • 甲西リハビリ病院
  • 近江温泉病院
  • 琵琶湖中央病院
  • 草津総合病院
  • びわこ学園 医療福祉センター 草津

大阪エリア

  • 愛仁会高槻病院
  • 美杉会男山病院
  • 明生病院
  • 近畿中央呼吸器センター
  • 医療法人 医誠会
  • 生長会 府中病院
  • 社会医療法人祐生会 みどりヶ丘病院

など

国家試験合格への手厚いサポート

1年次から国家試験に必要な基礎学力の向上を図り、学生全員を対象とした授業外の補習を設け、日々の専門科目などの授業と循環型で理解を深めます。3年次からは模試の結果に応じてクラスを分け、習熟度に合わせたレベル別補習により、学生の苦手分野の克服を徹底しています。クラスアドバイザーが定期的な到達度確認や個別指導、学修計画へのアドバイスを実施。卒業後も学習相談に乗るなど、一人ひとりの個性や進度に合わせてサポートします。

SWIPEしてご覧ください

言語聴覚士を目指す

就職

就職率100%

※就職率=就職者 / 就職希望者
※2021年3月卒業生実績

目指せる進路・就職先

総合病院

リハビリテーション専門病院

老人保健・福祉施設

障害者福祉センター

小児療育センター

通園施設

など

特定非営利活動法人 マーブル/公益財団法人 地域医療振興協会 公立丹南病院/医療法人 同仁会 京都九条病院/社会医療法人 寿会 富永病院/医療法人 恒人会 近江温泉病院/一般財団法人 仁風会 嵯峨野病院/大阪医科薬科大学病院/医療法人社団 せいわ会 彩都リハビリテーション病院/医療法人徳洲会 宇治徳洲会病院/社会福祉法人 近森会 近森リハビリテーション病院/医療法人清仁会シミズ病院グループ/地方独立行政法人長野市民病院/東京慈恵会医科大学附属病院/京都社会事業財団 京都桂病院/一般財団法人 京都地域医療学際研究所 がくさい病院/東神実業株式会社 トーシン補聴器センター など

※就職実績は過去3カ年のものです

OGメッセージ

「あなたが担当でよかった」と思われる言語聴覚士を目指して。

人と関わりたい、手に職をつけたいという思いから、医療系の職業に就きたいと考えていた高校時代。発達障害のある親戚をケアしてくださる言語聴覚士の方の姿を見て、私も志すようになりました。在学中に、学内の検査器具を使って何度も練習を行えたことや、習熟度に合わせた手厚い授業を受けたことで、国家試験や就職活動に安心して臨めました。加えて、子ども食堂でのボランティアにも参加し、子どもや高齢者の方に食事を提供し、遊びや会話を通じて交流。そこで培われた傾聴する姿勢、積極的に話しかける勇気、それぞれの「やりたいこと」に合わせた支援を行う実践力は、今の仕事にも生かされています。
現在は、失語症や高次脳機能障害、嚥下障害、構音障がいを抱える患者さんへのリハビリを行っています。中には病気や障がいによってイライラしてしまう患者さんもおられますが、その行動の理由を考えて、一人ひとりを敬い、丁寧に接するよう心がけています。ある失語症の患者さんが、リハビリを進めるうちに少しずつ話せるようになり、笑顔も増え、最後は私の名前を呼んで「ありがとう」と言ってくださった時は、大変やりがいを感じました。日々勉強の連続ですが、京都光華で身につけた「努力を楽しむ姿勢」で、今後も前向きに取り組みたいと思います。

医療法人清水会 京都リハビリテーション病院 リハビリ部
言語聴覚士
健康科学部 医療福祉学科 言語聴覚専攻 2019年度卒業
(北海道清水高等学校出身)

TOPICS #1 卒業後も手厚いフォローアップ

卒業生を対象とした研修会や勉強会などを企画し、卒後教育を行っています。また、就職後の臨床業務はもちろん、大学院への進学や再就職、さらには国家試験再チャレンジについても、個別の相談に応じています。卒業後も安心して社会で活躍できるように、京都光華ファミリーとして大学全体で支援を行っています。

TOPICS #2
学び応援プログラム
実践形式でコミュニケーション支援を学ぶ『コミュニケーション支援プロジェクト』

ラーニングコミュニティ 学Boooまなぶー

コミュニケーションに障がいのある方々への支援活動を行っています。活動内容は、大学で「失語症サロン」を開いて失語症の方と学生が交流を行う、発達障害当事者の方の作業所で絵本の読み合わせやゲームをする、失語症者の通所施設を見学に行くなどです。また、授業とは別に、失語症の勉強や検査の練習も行っています。障がいを持った方々のコミュニケーションが豊かになることを目指して、支援活動を一緒に考えていきましょう。

教員・学生の声

  • 教員の声

  • 学生の声

河村 民平 教授

本専攻での学びがその後の人生を照らす道標となることをお約束します。

言語聴覚士は「国家資格」です。大学4年間を通してリハビリテーションの専門職である「言語聴覚士」の果たす役割について広く深く一緒に学びましょう。本専攻での学びがその後の人生を照らす道標となることをお約束します。教員および在学生一同、心よりお待ちしています。

A.Mさん 2年生
石川県立 金沢伏見高等学校出身

人々の当たり前の生活を支える言語聴覚士。
実践的学びを通して、
一歩ずつ夢に近づいています。

高校のインターンシップで、言語聴覚士の方のお話を聞いたことがきっかけで本専攻に進みました。言語聴覚士は、「話す」「聞く」「食べる」などの動作に障がいがある方を、リハビリテーションを通して支える専門職です。授業では、飲み込みの確認を学生2人1組で行うなど、実践を通して検査方法や専門知識について学びます。内容が難しい時もありますが、先生方の丁寧な指導と定期的に実施される小テストのおかげで、着実に知識を身につけることができています。将来は、患者さん一人ひとりに寄り添った言語聴覚士になることが目標です。話すことや食べることへの楽しみを少しでも取り戻してもらい、充実した日常生活や家族とのコミュニケーションを実現するサポートをしたいと思います。

M.Uさん 3年生
(滋賀県立 東大津高等学校出身)

国家試験の合格を目指して
充実した学習支援で苦手分野を0に

3年次には国家試験に向けて、2カ月に一度本番を想定した模試が行われます。1年次からの学習範囲をすべて網羅したテストで、自分の苦手なポイントを把握することができます。模試後には各科目の先生が解説授業を実施。問題をすぐに復習することで、理解を深められます。また、日々の授業の中でもわからないことがあれば先生が丁寧に対応してくださるため、すぐに疑問点を解消できます。