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学生の活動

卒論執筆も佳境

キャリア形成学部では、卒業の要件として「卒業研究」の作成が必須です。提出の締め切りは12月の中旬。残り1か月となった11月は、執筆の佳境を迎えます。
主に観光を中心として地域の課題を学ぶゼミでは、16人のゼミ生が毎週対面授業でお互いの進捗状況を横目で見ながら、執筆を進めたりゼミ教員の指導を受けています。

「京都市のホテルの需給バランスの変化」や「インスタ映えが京都市の観光に及ぼす影響」など「観光」そのものに焦点を当てて執筆中の学生もいれば、少子高齢化が進む中、ふるさとの郷土芸能の伝承の難しさについて、高校時代までのネットワークを活かしてヒアリングをする学生もいます。また、同じ地域の課題でも、観光ではなく、旧同和地区の再開発に焦点を当てる、人権をテーマにした学生も原稿と格闘しています。

さらに、「高額チケットの転売」や「大手チェーン店の進出などで減少する個人経営の喫茶店」など、社会に横たわる最新のテーマをフォローする学生も、町に出て具体的な実例を拾っています。

こうしたテーマの多様性こそが、「幅広く学べる」キャリア形成学部の特色です。もちろん、この多様なテーマを指導する教員の側も、常に知識のアップグレードが欠かせません。あと1か月、学生たちと教員との「知の格闘」が続きます。