ニュース

学生の活動

学生の活動紹介①(冊子制作)

キャリア形成学科の学生はどのような活動をしているのでしょう。コモンズで書いているレポートのテーマも気になりますが、大学を飛び出して深める学びも気になります。そこで、今回はコモンズにある冊子から、学生の学びの様子を覗いてみたいと思います。

この冊子、学生が授業のなかで制作したものです。

この年は「京都マップ」というタイトル。表紙もillustratorを使って学生がデザインしています。2年生で履修する「プロジェクト実践」の活動です。マップチームの中でグループに分かれてマップを作成しています。現地を訪れて取材をしたマップですので、写真もコメントもリアリティがあります。写真を見ながら、これはほんまにオススメ!と教えてくれたり、大学からの行き方も地図をみて説明してくれます。
京都の何をテーマにマップにまとめたのか、これがまたチームによってさまざまで着眼点が面白いのもこのマップの特徴です。

たとえば「パンマップ」「カフェマップ」といったインスタ映えや空きコマに立ち寄りたいマップから「運気向上」といった京都の大学らしいマップまで。なかでも気になったのは「もちもちマップ」。「もちもち……? 」と思っていると、どの程度「もちもち」なのか、実際にメニューを注文した学生がもちもち指数まで示してくれています。目の付け所が今どきだ!!と記事をまとめた学生だけでなく、コモンズに来る他学年の学生や他部署の職員とページをめくっております。
ところでこのマップ、作って終わりではもちろんありません。作ったマップはその年のオープンキャンパスで参加してくれた高校生に配布しました。


持ち帰ってもらえるだろうか、どのような感想があるだろうか……少しドキドキした様子が伝わってきます。アンケートの記入もお願いし、実際に手に取った高校生からの評価もいただきました。授業の中で活動とアンケート結果を集計・分析し、学期末には成果を発表する場が設けられます。
チームで作ったものを一つのマップにまとめ上げるというとても難しい作業に加えて発表に向けての準備……それぞれに変えられない学びとなったのでは。
ちなみに、今マップを見ると「なつかし!」となるようで、あの時は…!と話してくれたりします。
座学だけにとどまらないで学外へも活動の場を広げ、自分たちで何をどうするか決めて動いていく「経験」は卒業しても大切にしたいものですね。