【映像表現・デザインゼミ：呉　鴻】
このゼミでは、映像やデザインをキーワードに表現分野の専門知識、専門技術を基礎から学ぶなど、将来の職場に必ず活用できる、「＋α」のスキルを身につくように実践を中心としたゼミです。ですが制作のみならず、４年生ではさまざまなテーマで卒業研究を進めており、今所属10名の３年生も十人十色です。

前期では、２チームでミュージックビデオの制作に取り組んでいます。
カメラワークを重視した表現と、CG合成を重視した表現で分かれ、制作手法もまったく異なります。使用する機材は業務用のカメラ、編集ソフトはAdobeのPremiere Pro、After Effects、Photoshop、Illustrator等、業界とほぼ同じレベルのシステムです。

今日は合成チームの本番撮影です。
空気で膨らませる着ぐるみに入り、照明を焚いたグリーンバックの前で、合成用の豚ちゃんの素材を撮ります。その前に、「業界で働くにはなにが必要ですか」という質問に対して、先生が「まず、ケーブルの８の字捲きができないとバイトもできないよ」と答えました。
そこで、「８の字捲き」の講習が始まりました。

先生の代わりに、経験のあるTさんが講習してくれました。一見簡単そうにみえて、すぐに習得した人もいましたが、捲く方向を間違えて、苦戦した人も何人かいました。ケーブルが絡まって、解くのになかなか大変です。現場なら、そのタイムロスで大変な結果を招くこともありますが、今回はなんとか全員がクリアして「業界入門できた！」と喜んでいました。

Aさんの名演技のおかげで撮影がスムーズに終えましたが、ここからの合成編集が正念場です！頑張ってください！