応用ゼミⅠh（3年生の環境・エネルギーを中心に学ぶゼミ）では，2回に渡り，経済産業省資源エネルギー庁からゲストをお迎えし，日本のエネルギー事情について集中的に学びました。

1回目は，日本の将来のエネルギー構想と，今のエネルギーの状況について，ウクライナ・ロシア情勢等の影響との関わりなど交えながら学びました。石油・石炭・天然ガスなどの化石エネルギーは主に中東からの輸入に頼っているため，このあたりの国際情勢が厳しくなると，直接的に電気料金やガソリン代が上がったりします。しかし，すぐに原発を再稼働できない状況ですし，再生可能エネルギーも安定的なベースロード電源になるには問題が多いので，国産エネルギーをいかに創出するかが課題になります。

2回目は，将来のCO2排出量を実質ゼロ（カーボンニュートラル）にするための施策について，ボードゲームを通じて学びました。

今は，アフターコロナによる社会経済活動の再開のほか，記録的な酷暑などで全国的に電気が不足することが懸念されています。しかし，化石燃料に頼る今の電力の使い過ぎはCO2の大量排出を招いてしまいます。

今回は，日本のエネルギー事情の難しいバランス，そして，安定して日本にエネルギーを供給できる将来技術について詳しく学ぶことができました。