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授業紹介『女性の生き方・働き方⑤』

これまで4回にわたり、様々な業界・職種の先輩のお話をいただきました。

今回、お迎えした5人目の卒業生は、本学文学部日本語日本文学科を卒業され、現在は、他大学の事務職員として勤務されている先輩です。

 

学生生活のことや就職を決めた決め手、仕事と子育ての両立という視点からお話をいただきました。私生活では4人のお子さまの子育てに奮闘し、さらに在職しながら大学院への進学にも挑戦される姿勢に刺激を受けた受講生も多かったようです。

 

新卒で大学に奉職され、様々な部署を経験し、女性の働き方についても疑問を持ちながら学び続ける姿勢に受講生も刺激を受ける内容だったと思います。

 

大学では、「本を読むことが好き!」「司書の資格を取りたい」という思いのもと学びを深めるも就職先としては間口が狭く、現職の就職説明会で「18歳人口が減少していく中で大学も頑張らないと!」という声かけに惹かれ、大学職員を目指されました。

いざ希望の職に就くも、2年目には「辞めたい」と思われたそうですが、先輩から「3年は続けた方がよい」と言われたことがきっかけで、やめずにつづけたから今があるという話も印象的でした。

 

子育て中も「周りに迷惑をかけたくない」という気持ちから職場での進捗情報の共有・報告を徹底、家族や職場の協力を得ながら、子どもの成長を見るために学校行事にされた点も理解や協力がなければ成し遂げられなかった点だと思います。

 

また、昇進試験不合格を機に、男女雇用格差、ダイバーシティーマネジメントについて理論的に学び、客観的に証明したいという思いから、大学院への進学。新しいことへの挑戦には覚悟もあったと思います。そのような中で、社会人でも「知らないことを知る楽しさ」「学ぶ楽しさ」があるということを伝えてくださいました。

 

最後に、後輩へのメッセージとして贈られた中の言葉をご紹介します。

「負けず嫌い上等!」

「自分にアンテナを張っておこう!」

「自分をあきらめない!自分の可能性を信じて!」

「迷った時はチャレンジする方、ワクワクする方を選択!」

「新しいこと、3年はがんばってみる」

 

受講生の皆さんにも、ワクワクする気持ちを大切に、大学生活でしかできない体験や経験をたくさんしていただきいと願うばかりです。

ご講演、ありがとうございました。