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2024.01.05ハンドメイドマルシェを終えた学生にインタビュー
12月9日と10日にみやこメッセでハンドメイドマルシェが行われました。
本学では学boooという講義や部活動とは違った課外活動があります。
今回はサステナブルクリエイトのチームが、役目を終えたウエディングドレスを使って巾着袋を販売しました。
コモンズ職員は準備しているところを写真撮影したり、当日も足を運んでお邪魔しましたが、模索しながら取り組んでいる姿が印象的で、私も頑張ろうと毎度元気を貰っていました。
そこでよくコモンズに足を運んできてくれる学生2名にインタビューをしてみたので、ぜひ最後までご覧ください!
①巾着袋を作ろうと思ったきっかけは何ですか?
まず日常で使えるものがいいなと思ってメイクポーチなどの案が出ましたが、最終的に巾着になりました。
②準備中、大変だったことは何ですか?
全員揃って作業ができなかったので、作業がギリギリで追い込まないといけない状態でした。またコンセプトを決めるのにも時間がかかったり、作業的なところで言うとドレスの細かいパーツを切り取るのが大変でした。
③当日はどんな様子でしたか?
午前は「1周してから来ます」と言われることが多かったですが、午後からは足を止めて商品を見てくれるお客さんが多かったです。しかし足は止めて興味を持ってくれても購入に至らないことが多く、その「あと一歩」というところが難しかったです。また声掛けもどこまでしてよいのか、どんな言葉が響くのか分からず模索しながらやりました。その結果、「ウエディングドレス」が一番興味を持ってくれました。ウエディングドレスと聞くと結婚式の時しか使わない、普段使いするようなものじゃないというイメージがあるので、それを活用しているというところが引っ掛かったんだと思います。
④購入してくださったお客様はどんな人が多かったですか?
圧倒的に女性でしたね!このイベント自体、ファミリー層やご夫婦など年齢層が比較的高い人が多く、学生はあまり見なかったですね。またウエディング関係のお仕事をされていた方も購入してくださり、そういう意味で言うとターゲットとしては合っていたのではないかと思います。
⑤最後にハンドメイドを終えて気づいたことや学んだこと、感想等教えてください!
大変なこともありましたが、それ含めても楽しかったです。今までは買う側だったので、いざ販売するとなるとこんなにも難しいのだと気づきました。しかし1から全部自分たちでやらないといけないという点では、講義内でも中々経験できないと思いますし、何より商品以外でのコミュニケーションが大切なのだと学びました。商品の種類を増やせばよかった、説明文のアピールポイントで伝えたかった部分を伝えられなかったなどの反省点はありますが、得意不得意に気づけたり就活のアピールにも繋がるので、1年生からこんな経験ができて良かったと思います。
以上学生からのインタビューでした!
そして急に声をかけたにも関わらず「いいですよ~!」と明るく応えてくださり、ありがとうございました!
当日は学生に声をかけると、「全然売れないです」と言っていたので心配していましたが、次の日学生から売り上げ目標を無事達成できたと聞き、手に取ってくれるお客様がいて良かったと安心しました。
もちろん売り上げや目標を達成することも大切ですが、何よりこの経験から何を学んだのか・得られたのかが大切だと担当の宮原先生もおっしゃっていました。
私もアルバイト等で販売の経験があるのですが、声掛けや商品の見せ方など販売の手法を学ぶことも大切ですが、何よりその商品を手に取ったお客様がどんな気持ちになるのか、手に取った後の未来を想像したり、自分がその商品を手にしたときどんな気持ちで過ごすのだろうと考えながら接客していたのを思い出しました。
ある心理学の調査で、「数値だけを目標にしたチーム」と「数値に加え行動・感情などを含めた目標にしたチーム」とでは、「数値だけを目標にしたチーム」は自己肯定感や幸福度が低いということが分かりました。
数値のみだと数値が達成できたかできていないかに意識が向きやすいため、落ち込みやすくなり、マイナスな感情が働いてしまいます。
しかし行動や感情等も含めた目標だと、仮に数値目標が達成できなかったとしても「この声掛けでお客さんが興味を持ってくれた」「自分の接客で商品を手にしてくれた」など具体的なところに落とし込みやすいので、次の目標が見つかりやすくプラスの気持ちで接客できると思います。
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