京都光華女子大学 キャリア形成学部 キャリア形成学科 ニュース あなたはどちらを着てみたい? 白無垢と洋装ドレスを比較して、ウエディングドレスの歴史を学ぼう!

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あなたはどちらを着てみたい? 白無垢と洋装ドレスを比較して、ウエディングドレスの歴史を学ぼう!

1月11日の「日本文化の理解」の講義で、着付けヒラリの平田先生とタカミブライダルの松井先生と迫先生をお招きし、白無垢と洋装のドレスの比較をしたり、ドレスの歴史について学んだり、学生からの質問に答えていただきました。

まず白無垢と洋装ドレスをキャリア形成学科の学生に着ていただき、受講者は近くに行って生地やデザインの違いなどを見学しました。

洋装ドレスが主流となっていますが、白無垢も注目されており、気になっている方も多いのではないでしょうか?

実際に来ている姿で比較する機会は中々ないと思うので、写真撮影をしている私もとても良い経験になりました。


次に、松井先生にドレスの歴史と昨今の婚礼について講義していただきました。

ドレスはローマ時代から存在しており、王族や貴族の花嫁が婚礼用に着ていたことが始まりだと言われています。

しかし当時のドレスは色味のあるドレスが主流で、真っ白なドレスは存在していなかったそうです。

なぜなら、白が不吉な色と象徴されていたことや漂泊する技術がなかったこと、何度も着ることを考えると白じゃない方が良いのではないかと考えられていたからです。

しかし1840年に、ヴィクトリア女王が白の婚礼衣装を着たことをきっかけに、白のドレスが大衆にも影響したそうです。

一方日本では、1959年に上甲ご夫妻のご成婚パレードのドレスがきっかけで普及したと言われています。

その後は、シンプルなデザインと華やかなデザインが交互に流行し、現在は様々なデザインや生地のドレスがあります。


最後に白無垢とウエディングドレスに分けて、質問に答えていただきました。

どちらも共通で素材や生地・名前の由来などの質問が多く、他には当日の四季の流れの様子やマナー的な質問が多かったです。

ネットや知人だけの情報だけでは不安になる部分もあるかと思いますが、現場で働いておられる方の意見や経験談は、「なぜそうなったか」「こういった背景があるから」など根拠も教えてくださるので、より納得のいく情報を得ることができました。

いかがでしたか?

普段ドレスに触れる機会は多くないと思いますが、キャリア形成学科ではドレスの生地を使って何かを作成したり、模擬結婚式などでドレスに触れる機会が多くあります。

ブライダルやドレスに興味があるという方は、ぜひキャリア形成学科を覗いてみてください!

それでは最後に学生の感想を2名載せますね!


先日は、ありがとうございました。私は結婚式に行ったことがないので、初めて人がウエディングドレスを着ているところを近くで見て、とてもワクワクしました。いつか私も結婚する時が来たら着ることが楽しみです。ウエディングドレスが白い理由は、「あなたに染まる」という意味があると聞いたことがありましたが、本当はヴィクトリア女王の白の婚礼衣装が始まりだったことを初めて知りました。そして当時、白はアジアでは不吉な色だったことも初めて知り、驚きました。また、挙式にかかる平均費用や人気のBGMまで教えていただき、結婚式をあげるというときになったら、参考にしようと思いました。ウエディングドレスを着ることが死ぬまでの目標のうちの一つなので、頑張ります。

 

 

 

タカミブライダルさんから松井先生、迫先生

ウエディングドレスが広まった経緯として、各国のお姫様が着たことによって、ドレスの風潮が広まったことを知りました。現在は、ウエディングドレスが真っ白であるのに対して、昔は、真っ白に漂白する技術がなく白ではなかったことを初めて知りました。ウエディングドレスが広まった理由として、ヴィクトリア女王が婚礼衣装で着用したことがはじまりだと知りました。ヴィクトリア女王が着用したドレスを調べてみると、ドレス全体がレースでできていてとても可愛らしい衣装であった。また、ベールも花冠がついてとても綺麗で、女の子の憧れになると思いました。ヴィクトリア女王のドレス以来、たくさんの種類のドレスが流行した。その流行は、ポイントで流行しているのではなく回って流行していると知りました。また、1番驚いたことは、日本と海外のウエディングドレスの購入かレンタルかの違いである。日本では、人生で一回のみ着用するので、購入すると値段が高くなると同時に保管に困るということで購入しないのだと思います。だが、海外では、オーダーメイドで作成し、自分のドレスにすることが多いと知った。ウエディングドレスは日本発祥ではなく海外から伝来したものだと知りました。


和装のアトリエ、ヒラリから平田先生

和装の白無垢では、結婚式は行わずに、前撮りのみを行なっていることが多いことを知りました。また、披露宴では、あまり白無垢を着ている花嫁さんはいないと思っていたら、ドレスから白無垢に着替えをすることはあまり良くないということを知りました。今では、ドレスが主流となっているが、白無垢は日本発祥の儀式なので、結婚する際に、一度和装も検討したいと思いました。

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