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こども教育の学び

幼稚園ガイダンスの様子

611日(火),「私立幼稚園に勤務する出身学生が幼稚園教諭を語る集い」というテーマで3年生が幼稚園ガイダンスを受けました。

 

京都市私立幼稚園協会会長先生がコーディネートしてくださり,本学の出身で,現在私立幼稚園に勤務する現場経験4年目の幼稚園教諭と,3月に卒業して現場に出て2か月余の幼稚園教諭のお二人の先輩から,『幼稚園の先生になって楽しいなと思うこと』『幼稚園の先生になって苦労していること』などについて話しを聞きました。

 

先輩二人は、コーディネーターの先生からの「プロとしての手遊びを披露してください」という急な依頼にも,「あたま かた ひざポン」の手遊びと「トントントンひげじいさん」をアレンジした「トントントンアンパンマン」のさらにオリジナル版の手遊びを披露してくれました。オリジナルの手遊びをつくっていく方法として絵本の擬音をつかうことや、子どもたちの好きな言葉を取り入れること等,工夫されている点を教えてもらいました。

 

実習を前にした3年生からは,「実習簿の書き方」「ピアノ」に関する質問が出ました。それに対して先輩からは,「実習中は実習簿が大変だったが,時間を決めてそれまでに仕上げようと頑張って書いたこと,見てくださる先生がいてくださるから頑張って書こうと思ったこと,今も幼稚園にその時の実習簿を置いていて,たまに見返して『実習に行ってこんなこと思っていたんだ』とクスっとわらうこともある」「書いているうちに書き方が分かったり,明日また子どもたちにあえるから頑張ろうと思った」等のアドバイスがありました。

実習と現場の違いでは,1年間という長いスパンで子どもたちの成長を日々感じられる喜びや充実感,それと共に安全に留意していかなくてはいけない責任感等を感じる,というお話もありました。

 

学生時代を振り返って,「今の間にたくさん遊ぶこと」「やりたいことをやる」ことのお薦めもありました。コーディネーターの先生からは「得意なことをどんどんアピールしてほしい」「つまずくことの大切さ」等のお話もいただきました。

 

実習だけでは感じられない現役幼稚園教諭の目に見えない仕事の様子や,大事にしておられること等,ありのままの様々なお話を聞くことができて,大変有意義な時間を過ごすことができました。