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こども教育の学び

第7回子育て交流会を行いました

光華こどもひろばに参加して下さっている親子を授業に招く「子育て交流会」。今回は学生の強い希望によって、双子のHちゃん、Eちゃんとご両親に来て頂きました。

 

 向かい合って遊ぶ姿、カエルのおもちゃを触っている姿、時々取り合いをする姿、歩いていって棚から本を次々と取り出すEちゃん、声を出しているHちゃん、学生と顔を見合わせてにっこり笑顔、と、双子の2人の様子を見ながら、お話を伺いました。

 

 双子であることを知ったときのこと、まさにスイカを飲み込んだような大きなお腹になった妊娠後期のようす、Hちゃんが生まれて嬉しさに包まれたこと、2分後にEちゃんが生まれ、本当に2人が生まれたんだということを驚きと共に実感した、とのお話を聞きました。その後のお母さんの体を本当に心配したというお父さんのお話も、学生は食い入るように聞いていました。

 

 遠方のご実家での産後の日々を経て、京都のご家庭で子育てをスタートされたそうです。双子との生活の様子は、2人の子どもそれぞれの世話に昼夜かまわず分刻みに追われ、お母さんもお父さんも睡眠不足、自分のことはすっかり後回しという様子で、お聞きしていても本当に大変なことが伝わってきました。1歳を過ぎた今、夜は寝てくれるようになったので「楽になったかな」とお父さんはおっしゃいました。お母さんは「自己をはっきり出すようになってきたので、その対応が大変で、しんどさの中味が変わってきた」とおっしゃいました。戸惑いを感じながらも一生懸命に子育てされている親御さんの姿は尊いと感じました。

 

 「光華こどもひろばは安心して双子を連れていける場」だとおっしゃってくださいました。「学生さんがさりげなくそれぞれの子どもに寄り添ってくれるから」とのことでした。子ども、親御さん、学生が共に育ちあう光華こどもひろばでありたいと思います。

 

 最後に学生へのメッセージで、「子育て中の母親は孤独。声をかけてもらえたら嬉しい。」「親になって自分の子どもを本当に大切と感じる。親はそのように思っている。」とのお言葉を頂きました。そんな思いを汲む保育者に育ってもらいたいと思います。

 双子の子育ての現実、お母さん、そしてお父さんのお話も聞くことができ、貴重な子育て交流会となりました。ご参加、本当にありがとうございました。Hちゃん、Eちゃん、本当にかわいかったね。