ニュース

教員コラム

専門ゼミⅡの一風景

専門ゼミは、3年生の後期に開講します。学生が学びたい分野に分かれて、その分野の専門の教員とともに少人数で活動します。

私のゼミは、子育て支援や障がい児支援などを学びたい人たちが集まるゼミです。

 

普段は、ゼミの専門分野である社会福祉に関する映像を見てディスカッションしたり、論文を読み合ったりしていますが、時々、特別な活動をします。

 

たとえば、毎年、恒例のクリスマスバーティ―。
お友達同士でなんとなくやるパーティーとは違い、就職後、保育現場等で行事企画担当者になることを念頭に挑むことを目的にしています。

開催テーマ、予算内でできる内容を考え、役割、タイムスケジュールなどを話し合い、企画書を作成して行います。

実施後は、計画の良かった点、甘かった点を振り返り、レポートにまとめます。

このパーティーで、ゼミ生たちの仲間意識がぐっと高まります。

学外での活動も学生の希望に応じて行います。

昨年度は、ドーナツづくり体験教室に参加しました。一般の親子連れの参加者に混じって、ゼミのみんなで、ドーナツの型抜きやトッピングをしたり、テイクアウト用の箱にお絵かきやスタンプを押したり・・・童心にかえって楽しみました。また、参加するなかで、スタッフの参加者への声掛けや工程に合わせた道具の準備のタイミング、ドーナツが揚がるまでの待ち時間を飽きさせない工夫など、保育現場で真似したい方法がたくさん見つけられ、これも帰宅後、各自レポートにまとめました。
もちろん、できあがったドーナツも美味しくいただきました。

3年生の終わりには、4年生の卒業研究発表会にも参加し、先輩の研究内容ついて、質問したり、感想を伝えたりしました。さらに、発表会終了後は、先輩たちから卒業研究の進め方や就職活動について、たくさん助言をもらいました

20204月現在、コロナ感染予防対策のため、遠隔でゼミの授業を行っています。一堂に会することはできないですが、メールで資料をやりとりし、スマートホンのグループ通話を使ってゼミ生みんなでディスカッションをすることができています。

学生に会えない非日常の日々の中で、ゼミ生の声を聴けることに、私自身、ホッとしています。早く学生と共にキャンパスで笑い合える日常が戻ってくることを強く願います。

(幼児教育コース 松本しのぶ)

パーティー企画の一枚

ドーナツづくり体験教室にて

一つ一つ手作りしました。おいしそう!

卒業研究発表会