京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 『カエルが鳴くと雨が降る?』保育者には、不思議?と思う気持ちが大切です!

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教員コラム

『カエルが鳴くと雨が降る?』保育者には、不思議?と思う気持ちが大切です!

「カエルが鳴くと雨が降る」とよく言われます。カエルの鳴く声を聞いたことがありますか?我が家では京都市内ではまだまだ自然に恵まれた所です。カタツムリやセミ、秋の虫たちも大勢住んでいます。カエルたちもきっとたくさん住んでいるのだと思います。洗濯物を干したり、取り入れたりしていると、カエルの合唱が聞こえてくることがあります。

 

「あーカエルが鳴いている。明日は雨かな」と心積りをするのですが、次の日は雨ではないことが多く、「あれ?確か昨日カエルが鳴いていたのに、雨って降ってないな???」と思っていると、何故かその次の日に降ることが多いのです。「何で?翌日と違って翌々日なん?」「あっ。今回も翌々日やった!なんで???」ととても不思議です!他のカエルたちのことはよくわかりませんが、我が家の近くに住んでいるカエルは、翌々日の雨を予測して鳴いているのかなと思うことにしました。ニホンアマガエルは、気圧の変化を感じることで、雨が降ることがわかると考えられているようです。でもカエルの中には敵が近づいたときに鳴いて逃げることもあるようで、カエルの鳴き声には、まだまだ解明されていない不思議がたくさんあるそうです。

 

保育者は、「何でかなぁ」「不思議だなぁ」「どうなってるんだろう」「すごいな」「びっくり!」と言うような気持ちをもつことが大事だなと思います。子どもたちは好奇心が旺盛でいろんなことに、興味を持って、子どもたちなりに考えたり、試したり、挑戦したりします。その子どもたちを支える保育者にそんな気持ちがあるかないかで、子どもたちの援助の仕方や関わり方、声の掛け方など変わってくると思います。

 

大人になると一方的な見方や考え方しかできなくなりがちです。子どもたちとともに保育者自身が感性豊かに、様々に心を揺らしていけることが大事だと思います。

 

我が家の近くに住んでいると思われるカエルさんには、お目にかかったことがありません。いつの日にか、顔が見られたらいいなと思っています。今日もカエルさんが鳴き出しました。明後日はきっと雨

(幼児教育コース 永本)