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教員コラム

早起き・早寝・朝ごはん

子どもの睡眠のリズムを中心とした生活リズムを確立するために、文部科学省は「早寝・早起き・朝ごはん」をスローガンにその大切さを示し、「子どもの生活リズム向上プロジェクト」を展開しています。

 子どもには1日に10時間の睡眠が必要と言われています。睡眠時間を確保するためには、夜9時前後には入眠し朝7時前には起床するという睡眠のリズムを身につけることが、幼児期・小学校低学年頃は大切です。けれども今日の日本の社会はどんどん夜型化が進み、子どもの生活リズムも大人の生活に引きずられてどんどん夜型化してしまっています。

保育に携わっている先生たちが最近気になる子どもとして、午前中からあくびばかりしている、ぼーっとしてクラスの仲間との活動に入っていけない子どもたちが多く見られるようになったといわれています。その原因の多くが睡眠リズムのずれや、睡眠時間が十分に確保できていないことが挙げられます。

 昔から「早寝・早起き」と言われてきました。けれども生活リズムがすっかりずれてしまっている子どもたちは眠くもないのに布団に入ることはできません。生活リズムを改善するには、まず「早起き」が大切と、小児科医の神山潤さんは提唱しています。「早起き・早寝・朝ごはん」なのです。

 みなさんの生活リズムはいかがですか?望ましい生活リズムを身につけたいと思っている方は、まず、早起きから始めてみてください。「早起きは三文の得」とも言います。きっと何か良いことがありますよ!