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教員コラム

離れてても寄り添う(その1)

コロナ禍での社会貢献活動へのめざめ

1年生の社会福祉の授業を前期に行いました。貧困や障害など、社会のなかのさまざまな福祉に関する課題やその支援について学習を進めました。

 

学生には毎回授業の振り返りを記述してもらっていたのですが、そのなかで、「私も何か社会に役立つことがしたい」、「ボランティアをやってみたい」という言葉をたくさん目にしました。

 

私自身もボランティア活動から得たものがたくさんあるので、ぜひやってみて欲しいと思っています。ただ、今年はコロナの影響で、施設などでボランティアを受け入れていない場合もあったり、学生自身の感染の可能性を考えたりすると、なかなか容易にボランティア活動を行うことが難しい現状です。

そのようななかで、感染の危険性が比較的少ないボランティア活動のひとつとして、ヘアドネーションを紹介したいと思います。

 

ヘアドネーションとは

ヘアドネーションとは、脱毛症・抜毛症や小児がんの治療などにより、髪の毛に悩みを持つ子どもの医療用ウィッグを作るために、髪を寄付する活動です。

芸能人なども協力しているので、ご存知の方も多いかもしれません。

 

日本でヘアドネーションの活動をおこなってる団体は複数あり、提供を受け付けている髪の長さなど、それぞれに細かい条件が設定されています。ただし、どの団体も子ども用の医療用ウィッグとして使用する場合は、31㎝以上が必要とされています。

子ども用の医療用ウィッグ1つを作成するのに、2030人の寄付が必要だそうです。

 

さて、実は、私は、ヘアドネーション体験者です。

それについては、「離れてても寄り添う(その2)」で詳しくお話ししたいと思います。

(つづく)