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こども教育の学び

実習懇談会をZoomで行いました

 実習懇談会は、幼児教育コースのすべての実習を終えた先輩と、これから実習に臨もうとする下級生が交流する、例年恒例のイベントです。教員も含めて総勢130名が参加し、Zoomのブレイクアウトルーム機能を利用してグループでの懇談を行いました。

 下級生には事前に、「聞きたいこと」を書いてもらいました。先輩は一つ一つ、その質問の内容や不安に思っていることを聞きだそうとしながら、経験談を含めて答えます。各グループでは資料を提示したり、実習中、参考になった本を紹介したり、実習簿のページを見せてあげたり、と画面越しではありますが情報提供している姿がありました。また、やってみた設定保育を紹介しあうグループもありました。

 2年前には下級生の立場で聞いていた彼女らが、体験した保育現場を「一人一人の子どもへの心遣いが温か」「トライさせてもらえた」「考えていることを大事にしてもらえた」と話し、「しんどいけど大丈夫!」と励ます先輩になりました。学校教育コースから保育士資格を取るための実習を終えた4年生は「小学生になるまでの小さい子どもの育ちを見られたことで、子どもへの見方が変わった」「養護という視点で子どもをみる機会になった」と語っていました。同じく資格取得を目指す下級生はしっかり受け止めたのではないでしょうか。先輩らも語ることで自分の学びを意識化していくようです。

 学年を越えた交流は、双方にとって良い学びをもたらします。学内で会える日がきっときますように。