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ベルの物語

ベル 春を待つ ②

ベルは エレベーターで 1階まで 降りました。

うたう先生は、1階にある 学習ステーションの ドアを 開けると、また どんどん 先に 進んでいきます。

ベルは 台車に 乗りながら、その道が 光華こどもひろばに 続く道だと わかりました。

うたう先生は、これから ベルを 慈光館に つれていってくれるのでしょう。

ベルは わくわくしました。

 

外に 出ると、冷たい風が ぴゅうっと 吹いてきて、ベルの 身体は、きゅうっとしました。

久しぶりの お散歩です。 
ベルの 鼻は、冷たい 風の なかに 春の 匂いを 見つけました。

ベルの 耳は うたう先生の 歌を 聞いていました。

うたう先生の 歌を 聞くのも 久しぶりでした。

(続く)

どこに 行くのかな?

台車は どんどん 進みます

慈光館を めざします